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  1. 厚木市議会 2022-09-22
    令和4年 予算決算常任委員会総務企画分科会 本文 2022-09-22


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 令和4年 予算決算常任委員会総務企画分科会 本文 2022-09-22 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ 別窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式の切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 457 発言 / ヒット 0 発言 表示発言の切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯川口 仁会長 2 ◯川口 仁会長 3 ◯秘書課長 4 ◯松田則康委員 5 ◯秘書課長 6 ◯松田則康委員 7 ◯秘書課長 8 ◯松田則康委員 9 ◯川口 仁会長 10 ◯広報課長 11 ◯名切文梨委員 12 ◯広報課長 13 ◯川口 仁会長 14 ◯広報課長 15 ◯名切文梨委員 16 ◯広報課長 17 ◯名切文梨委員 18 ◯広報課長 19 ◯松田則康委員 20 ◯広報課長 21 ◯松田則康委員 22 ◯広報課長 23 ◯川口 仁会長 24 ◯広報課長 25 ◯神子雅人委員 26 ◯広報課長 27 ◯神子雅人委員 28 ◯広報課長 29 ◯松田則康委員 30 ◯広報課長 31 ◯高村真和副会長 32 ◯広報課長 33 ◯川口 仁会長 34 ◯広報課長 35 ◯井上 武委員 36 ◯広報課長 37 ◯井上 武委員 38 ◯広報課長 39 ◯川口 仁会長 40 ◯広報課長 41 ◯井上 武委員 42 ◯広報課長 43 ◯井上 武委員 44 ◯広報課長 45 ◯井上 武委員 46 ◯広報課長 47 ◯神子雅人委員 48 ◯広報課長 49 ◯神子雅人委員 50 ◯広報課長 51 ◯神子雅人委員 52 ◯広報課長 53 ◯川口 仁会長 54 ◯危機管理課長 55 ◯神子雅人委員 56 ◯危機管理課長 57 ◯神子雅人委員 58 ◯危機管理課長 59 ◯松田則康委員 60 ◯危機管理課長 61 ◯松田則康委員 62 ◯危機管理課長 63 ◯松田則康委員 64 ◯危機管理課長 65 ◯川口 仁会長 66 ◯危機管理課長 67 ◯名切文梨委員 68 ◯危機管理課長 69 ◯名切文梨委員 70 ◯危機管理課長 71 ◯名切文梨委員 72 ◯危機管理課長 73 ◯高村真和副会長 74 ◯危機管理課長 75 ◯高村真和副会長 76 ◯危機管理課長 77 ◯川口 仁会長 78 ◯危機管理課長 79 ◯石井芳隆委員 80 ◯危機管理課長 81 ◯石井芳隆委員 82 ◯危機管理課長 83 ◯石井芳隆委員 84 ◯松田則康委員 85 ◯危機管理課長 86 ◯神子雅人委員 87 ◯危機管理課長 88 ◯神子雅人委員 89 ◯名切文梨委員 90 ◯危機管理課長 91 ◯名切文梨委員 92 ◯危機管理課長 93 ◯名切文梨委員 94 ◯危機管理課長 95 ◯川口 仁会長 96 ◯危機管理課長 97 ◯名切文梨委員 98 ◯危機管理課長 99 ◯井上 武委員 100 ◯危機管理課長 101 ◯井上 武委員 102 ◯危機管理課長 103 ◯井上 武委員 104 ◯危機管理課長 105 ◯川口 仁会長 106 ◯川口 仁会長 107 ◯危機管理課長 108 ◯川口 仁会長 109 ◯危機管理課長 110 ◯神子雅人委員 111 ◯危機管理課長 112 ◯神子雅人委員 113 ◯危機管理課長 114 ◯川口 仁会長 115 ◯危機管理課長 116 ◯名切文梨委員 117 ◯危機管理課長 118 ◯名切文梨委員 119 ◯危機管理課長 120 ◯川口 仁会長 121 ◯名切文梨委員 122 ◯危機管理課長 123 ◯名切文梨委員 124 ◯危機管理課長 125 ◯川口 仁会長 126 ◯危機管理課長 127 ◯松田則康委員 128 ◯危機管理課長 129 ◯松田則康委員 130 ◯危機管理課長 131 ◯松田則康委員 132 ◯危機管理課長 133 ◯川口 仁会長 134 ◯危機管理課長 135 ◯名切文梨委員 136 ◯危機管理課長 137 ◯名切文梨委員 138 ◯危機管理課長 139 ◯名切文梨委員 140 ◯危機管理課長 141 ◯名切文梨委員 142 ◯危機管理課長 143 ◯川口 仁会長 144 ◯危機管理課長 145 ◯井上 武委員 146 ◯危機管理課長 147 ◯井上 武委員 148 ◯危機管理課長 149 ◯川口 仁会長 150 ◯危機管理課長 151 ◯石井芳隆委員 152 ◯危機管理課長 153 ◯石井芳隆委員 154 ◯危機管理課長 155 ◯名切文梨委員 156 ◯危機管理課長 157 ◯川口 仁会長 158 ◯危機管理課長 159 ◯名切文梨委員 160 ◯危機管理課長 161 ◯川口 仁会長 162 ◯危機管理課長 163 ◯神子雅人委員 164 ◯危機管理課長 165 ◯高村真和副会長 166 ◯危機管理課長 167 ◯川口 仁会長 168 ◯危機管理課長 169 ◯名切文梨委員 170 ◯危機管理課長 171 ◯名切文梨委員 172 ◯危機管理課長 173 ◯名切文梨委員 174 ◯危機管理課長 175 ◯川口 仁会長 176 ◯川口 仁会長 177 ◯企画政策課長 178 ◯井上 武委員 179 ◯企画政策課長 180 ◯川口 仁会長 181 ◯企画政策課長 182 ◯名切文梨委員 183 ◯企画政策課長 184 ◯名切文梨委員 185 ◯企画政策課長 186 ◯名切文梨委員 187 ◯企画政策課長 188 ◯名切文梨委員 189 ◯川口 仁会長 190 ◯名切文梨委員 191 ◯川口 仁会長 192 ◯名切文梨委員 193 ◯川口 仁会長 194 ◯企画政策課長 195 ◯名切文梨委員 196 ◯企画政策課長 197 ◯名切文梨委員 198 ◯企画政策課長 199 ◯名切文梨委員 200 ◯企画政策課長 201 ◯川口 仁会長 202 ◯企画政策課長 203 ◯石井芳隆委員 204 ◯企画政策課長 205 ◯石井芳隆委員 206 ◯川口 仁会長 207 ◯企画政策課長 208 ◯石井芳隆委員 209 ◯企画政策課長 210 ◯石井芳隆委員 211 ◯企画政策課長 212 ◯石井芳隆委員 213 ◯企画政策課長 214 ◯川口 仁会長 215 ◯企画政策課長 216 ◯井上 武委員 217 ◯企画政策課長 218 ◯石井芳隆委員 219 ◯企画政策課長 220 ◯石井芳隆委員 221 ◯企画政策課長 222 ◯川口 仁会長 223 ◯企画政策課長 224 ◯神子雅人委員 225 ◯川口 仁会長 226 ◯企画政策課長 227 ◯神子雅人委員 228 ◯企画政策課長 229 ◯神子雅人委員 230 ◯企画政策課長 231 ◯川口 仁会長 232 ◯川口 仁会長 233 ◯行政経営課長 234 ◯神子雅人委員 235 ◯行政経営課長 236 ◯神子雅人委員 237 ◯行政経営課長 238 ◯神子雅人委員 239 ◯行政経営課長 240 ◯石井芳隆委員 241 ◯行政経営課長 242 ◯石井芳隆委員 243 ◯川口 仁会長 244 ◯情報政策課長 245 ◯神子雅人委員 246 ◯情報政策課長 247 ◯神子雅人委員 248 ◯情報政策課長 249 ◯高村真和副会長 250 ◯情報政策課長 251 ◯川口 仁会長 252 ◯情報政策課長 253 ◯松田則康委員 254 ◯情報政策課長 255 ◯松田則康委員 256 ◯名切文梨委員 257 ◯情報政策課長 258 ◯名切文梨委員 259 ◯情報政策課長 260 ◯川口 仁会長 261 ◯情報政策課長 262 ◯名切文梨委員 263 ◯情報政策課長 264 ◯名切文梨委員 265 ◯情報政策課長 266 ◯名切文梨委員 267 ◯情報政策課長 268 ◯川口 仁会長 269 ◯情報政策課長 270 ◯神子雅人委員 271 ◯情報政策課長 272 ◯川口 仁会長 273 ◯川口 仁会長 274 ◯職員課長 275 ◯石井芳隆委員 276 ◯職員課長 277 ◯石井芳隆委員 278 ◯職員課長 279 ◯石井芳隆委員 280 ◯職員課長 281 ◯川口 仁会長 282 ◯職員課長 283 ◯石井芳隆委員 284 ◯職員課長 285 ◯石井芳隆委員 286 ◯職員課長 287 ◯川口 仁会長 288 ◯職員課長 289 ◯松田則康委員 290 ◯職員課長 291 ◯松田則康委員 292 ◯職員課長 293 ◯川口 仁会長 294 ◯職員課長 295 ◯石井芳隆委員 296 ◯職員課長 297 ◯川口 仁会長 298 ◯行政総務課長 299 ◯石井芳隆委員 300 ◯行政総務課長 301 ◯川口 仁会長 302 ◯川口 仁会長 303 ◯財政課長 304 ◯名切文梨委員 305 ◯財政課長 306 ◯名切文梨委員 307 ◯財政課長 308 ◯川口 仁会長 309 ◯財政課長 310 ◯松田則康委員 311 ◯財政課長 312 ◯松田則康委員 313 ◯財政課長 314 ◯松田則康委員 315 ◯名切文梨委員 316 ◯財政課長 317 ◯名切文梨委員 318 ◯財政課長 319 ◯名切文梨委員 320 ◯川口 仁会長 321 ◯財政課長 322 ◯石井芳隆委員 323 ◯財政課長 324 ◯石井芳隆委員 325 ◯財政課長 326 ◯石井芳隆委員 327 ◯財政課長 328 ◯名切文梨委員 329 ◯財政課長 330 ◯名切文梨委員 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◯消防本部次長兼消防総務課長 409 ◯神子雅人委員 410 ◯消防本部次長兼消防総務課長 411 ◯川口 仁会長 412 ◯警防課長 413 ◯名切文梨委員 414 ◯警防課長 415 ◯名切文梨委員 416 ◯警防課長 417 ◯川口 仁会長 418 ◯警防課長 419 ◯消防本部次長兼消防総務課長 420 ◯川口 仁会長 421 ◯警防課長 422 ◯石井芳隆委員 423 ◯警防課長 424 ◯石井芳隆委員 425 ◯警防課長 426 ◯石井芳隆委員 427 ◯警防課長 428 ◯川口 仁会長 429 ◯救急救命課長 430 ◯松田則康委員 431 ◯救急救命課長 432 ◯松田則康委員 433 ◯石井芳隆委員 434 ◯救急救命課長 435 ◯石井芳隆委員 436 ◯救急救命課長 437 ◯石井芳隆委員 438 ◯救急救命課長 439 ◯石井芳隆委員 440 ◯川口 仁会長 441 ◯厚木消防署副署長 442 ◯神子雅人委員 443 ◯厚木消防署長 444 ◯神子雅人委員 445 ◯厚木消防署副署長 446 ◯川口 仁会長 447 ◯川口 仁会長 448 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹 449 ◯神子雅人委員 450 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹 451 ◯神子雅人委員 452 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹 453 ◯神子雅人委員 454 ◯松田則康委員 455 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹 456 ◯松田則康委員 457 ◯川口 仁会長 ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯川口 仁会長  ただいまの出席委員は7人で定足数に達しております。  本分科会で分担する案件を審査のため、予算決算常任委員会総務企画分科会を開きます。  本日の日程はお手元の日程表のとおりです。  日程に入ります。 日程1 議案第58号 令和3年度厚木市一般会計歳入歳出決算について〔所管科目〕 2 ◯川口 仁会長  日程1 議案第58号 令和3年度厚木市一般会計歳入歳出決算について所管科目を議題といたします。  質疑、答弁は簡潔に、スムーズな進行に御協力をお願いいたします。また、質疑に当たっては、自己の意見を述べることがないよう、併せてお願いいたします。  通告に従い質疑を行います。質疑事項一覧表の番号順に理事者から説明いただきます。質疑の回数は通告を含まず3回まで可能です。質疑は決算書の範囲内とさせていただき、今後の計画等についての質疑は御遠慮いただきますようお願いいたします。また、一括説明とした項目についての質疑は重複されませんよう、併せてお願いいたします。  それでは、1番について説明願います。 3 ◯秘書課長  1番について御説明申し上げます。  成果につきましては、一般表彰、スポーツ表彰などを顕彰することで、まちづくりに御協力いただいている皆様や大会などで活躍された皆様を広く紹介するとともに、さらなる御活躍に向けた意欲の喚起につなげることができました。特に、オリンピックやパラリンピックで活躍された市内ゆかりの選手の表彰では、市内外へ向けたシティセールスも図ることができました。 4 ◯松田則康委員  確かにオリンピックがあって、その表彰などもあったから、そういうこともあるだろうけれども、いわゆる例年のよりも去年のは、数的にはどうだったんでしょうか。 5 ◯秘書課長  件数につきましては、令和2年度につきましては感謝状を含まず合計140件。感謝状が30件ございましたので、感謝状を含むと170件。令和3年度につきましては143件と感謝状31件、合計174件で、ほぼ同じ程度かなという形になってございます。
    6 ◯松田則康委員  と申しますのは、これは例年当たり前のごとく行われてきたことなんですけれども、私は今回8期目の議員なのですけれども、多分私しか足立原市長のときの表彰式を知っている人はいないかと思います。3代の市長の下で行政の議員をやらせていただいております。その中で表彰式というのは何回も出席させていただいておるのですけれども、特にひどかったのが最初の頃なんだけれども、選挙前になると、通常百七、八十人が倍以上になったりするんです。そういう経緯があったんです。それを指摘したことがありました。結果的に2代目の、前の市長のときには多少なくなったと言ってもいいと思うのですけれども、現在まるっきりないかというと、やはり若干、前のときもそうだったけれども、選挙前になると何か人数が増えるんです。これは何かそういう忖度があるのかというふうに疑わざるを得ないんだよね。忖度あるかないかと言ったら、ありませんと言うだろうけれども、でも、やはり選挙前だけ増えるというのはおかしいと思うんだ。その辺、どう思いますか。 7 ◯秘書課長  選挙前に増えるということはこちらのほうで把握はしていないのですが、自治表彰とかにつきましては任期に応じて表彰させていただいておりますので、そのタイミングが合ってしまったりということはあるのかなということで、多く増えている印象がある場合があるかとは思います。 8 ◯松田則康委員  そう答えるかもしれないですけれども、最後にしますけれども、基本的には例年同じであるべきだと思うし、そういう態度で臨んでいただきたいと思っています。そういう意味では予算がそのときだけ膨らむのもおかしいので、今後もそういうことのないようにひとつ。僕は変動がないのが当たり前だと思いますので、以前は倍以上あったということだけちょっと頭の隅に、多分それは経験したことはないかもしれませんけれども、入れておいてください。 9 ◯川口 仁会長  2番、3番について、一括して説明願います。 10 ◯広報課長  2番、3番について、一括して御説明申し上げます。  成果といたしましては、広く市民の皆様からいただいた声を市政に反映し、市民協働によるまちづくりが推進できたものと考えております。  課題といたしましては、コロナ禍で対面による活動が制限される中、安全を確保しつつ事業を進めていくことと考えております。 11 ◯名切文梨委員  自治会長と市長とのまちづくりフリートークは書面開催ということは資料で分かるんです。今も御説明で分かりました。子育てコミュニティトークはどのような形で開催されたのかというのをまずお伺いしたいと思います。 12 ◯広報課長  子育てコミュニティトークにつきましては、市のPTA連絡協議会の御協力をいただきまして、34名の出席でございました。11月に開催いたしまして、グループを4グループに分けて開催したものでございます。 13 ◯川口 仁会長  すみません、もう一回いいですか。 14 ◯広報課長  対面で実施いたしました。 15 ◯名切文梨委員  分かりました。その前年はやっていなかったと思う。コロナの関係で中止されたと思うんですけれども、2年ぶりになるんですかね。どのような反応があったのかということを伺いたいのと、あと、市民の意見を市政に反映するように努力をしたということなんですが、具体的にどれぐらいの反映をされたのか。また、その中で代表的なものが具体的にあったら、お示しいただきたいと思います。 16 ◯広報課長  子育てコミュニティトークにつきましては、コロナ禍の開催でございました。特に、コロナ禍で、お子様と接する機会が増えたというような御意見が結構多かったものでございます。  また、市政への反映でございますが、書面にてフリートークを開催いたしましたが、道路などの要望が多かったものに関しては、できる限り速やかに対応するようなことをいたしました。 17 ◯名切文梨委員  分かりました。令和4年度はどういう形になるか分からないのですけれども、また、このときの令和3年度の経験を踏まえて、どんな状況でも中止せずにできるようにということで、リモートを使ったものも検討したのか。また、この事業を通して何か課題とか有効性とか、そういったものが分かったのかをお示しいただきたいと思います。 18 ◯広報課長  リモートの開催につきましては、令和3年度は実施しておりませんが、今後においてリモートの対話事業は必要だと考えてございますので、実施できる対象者や実施方法について研究をしていきたいと考えております。 19 ◯松田則康委員  自治会長と市長とのまちづくりフリートークのほうはどのような状況でしたか。 20 ◯広報課長  自治会長と市長とのまちづくりフリートークにつきましては、令和3年度は、2年連続でございますが、書面にての開催でございます。 21 ◯松田則康委員  その書面開催においては、普通のときと違って、やはり要望というのが書面なので、そういうものに対しても対応は当然したと思うけれども、その内容について御説明いただきたいと思います。 22 ◯広報課長  書面にて開催でございますが、特に、ふだんといいますか例年と同じような形で、道路の関係とか、あとは地域のコミュニティーの関係がよく意見がございました。 23 ◯川口 仁会長  4番から6番までについて、一括して説明願います。 24 ◯広報課長  4番から6番について、一括して御説明申し上げます。  成果といたしましては、市民意識やニーズを把握し、市政運営の基礎資料として役立てることができたものと考えております。  課題でございますが、40歳代以下の方の回答率が平均を下回っており、特に若い方の回答率を上げることと考えております。 25 ◯神子雅人委員  何点かお伺いしますが、調査方法についてちょっと伺いたいのですけれども、定点観測と同じで、毎年、同じ内容で同じように聞くことによって変化が見えてくるというのは確かに当然のことだと思うんですけれども、時代の背景を担って、何か新たな取組、新たな課題というか新たなクエスチョンに関して検討して何かやっていることはあるんですか。 26 ◯広報課長  特にコロナ禍での意識調査でございましたので、コロナ禍における市民の皆様の意識を調査項目に加えたものでございます。 27 ◯神子雅人委員  そうなった場合は、コロナの現状の中での市民の課題とか気持ちが出ていると思うんですけれども、そこの市民意識は把握したとさっき冒頭でありましたけれども、どんな内容で把握して、今後にどう生かしていけるか、どの辺を読み取っているのか、お願いします。 28 ◯広報課長  今回、コロナ禍での意識調査でございまして、特に市民の皆様の意見として前回よりポイントが多く上回ったものが、自然環境がよい、また、都市と自然が共存しているというような意見がポイントとして挙がっておりました。これは本市の魅力が改めて見直されたものと考えております。 29 ◯松田則康委員  意識調査で今ナンバーワンというのは、例えば具体的に言うと、以前、博物館が欲しいというのが一番の要望だったんですよ。今は郷土博物館ができたということもあって、一番ではなくなっているのかなと思うんですけれども、今の一番は何なんでしょうか。 30 ◯広報課長  ハード的なもので申しますと、映画館の御要望が多いのが特徴として挙げられたかなと思っております。 31 ◯高村真和副会長  満足度調査の活用方法といいますか、まず満足度が上がった理由、それから下がった理由というのは、何か分析とかはされていますか。 32 ◯広報課長  今回、意識調査でございまして、満足度に対しての経年変化というよりは、毎年の質問項目について上下を見てございまして、やはり厚木に住んでよかった、住みたいというものがポイントとして上がっているものでございます。 33 ◯川口 仁会長  7番、8番について、一括して説明願います。 34 ◯広報課長  7番、8番について、一括して御説明申し上げます。  成果につきましては、ケーブルテレビなどを活用し、行政情報を市民の皆様に分かりやすく発信できたものと考えております。  課題といたしましては、さらに多くの市民の皆様に御視聴いただけるよう、魅力ある番組作りに努めることと考えております。 35 ◯井上 武委員  ありがとうございます。これはケーブルテレビということで今御説明いただきました。まず1日3回放送ということでお伺いしておるのですが、このあたりの成果、また課題があればお伺いしたいと思います。 36 ◯広報課長  ケーブルテレビの回数でございますけれども、やはり1日3回ということで、繰り返し放映することで市民の皆様に広く御視聴いただけるところが成果としてはあるかなと思っております。 37 ◯井上 武委員  あと、これはケーブルテレビということで御説明いただいておりますけれども、それ以外にもあると思うんです。それ以外の内容についても御説明いただければと思います。 38 ◯広報課長  ケーブルテレビ以外でという御質問でございますが、2つほど御紹介させていただきたいと思っております。1つは厚木市PR動画でございます。こちらは市内各所の夜景をドローンで撮影したものでございまして、空高くから美しくドローンで捉えた映像を動画として作成いたしました。また、厚木市行政コンテンツというのがございまして、こちらは東京工芸大学と神奈川工科大学に委託し、学生自らが立案し、魅力ある市のPR動画を作成していただいた。そういうところを紹介させていただきたいと思います。 39 ◯川口 仁会長  9番から11番までについて、一括して説明願います。 40 ◯広報課長  成果につきましては、本厚木駅及び愛甲石田駅に設置しているデジタルサイネージを活用し、行政情報などを効果的に発信できたものと考えております。  課題といたしましては、配信するコンテンツの充実を図るとともに、市民の皆様が必要とする情報を速やかに分かりやすく発信することと考えております。 41 ◯井上 武委員  すみません、御説明ありがとうございます。まず、このデジタルサイネージをどのように活用されているのかと、あと、その効果についてお伺いできればと思います。 42 ◯広報課長  デジタルサイネージにつきましては、その特性から、歩きながら目に留めるような内容とする必要があると考えてございます。そのようなことから、特にコンテンツには力を入れてございます。その効果といたしましては、やはり目に留まる映像の作成でございますので、本厚木駅と愛甲石田駅を利用される皆様に広く情報発信ができたものと考えております。 43 ◯井上 武委員  あと、コロナとか、そういう時々に合わせてのいろいろタイムリーな情報発信をしていただいていると認識しているんですけれども、その辺は、どういうふうに何を発信していくとか、そういったものはどういうコンセプトでやられているのかをお伺いできればと思います。 44 ◯広報課長  デジタルサイネージにつきましては、情報の速達性というところが一つ特色として挙げられますので、緊急な災害の情報とか、今、井上武委員から御指摘いただきましたコロナの情報を速やかに発信することができるものと考えてございまして、令和3年度につきましても、その時々に応じて発信していたものでございます。 45 ◯井上 武委員  この金額の大半がクラウドサービス利用料ということであるんですけれども、この大半を占めている利用料について詳細を、説明できる範囲で構いませんので、最後にそれだけお伺いします。 46 ◯広報課長  こちらの金額につきましては、クラウドサービスを利用して情報の発信をしておりまして、その保守料、またはサービスの利用料、あとはコンテンツも、えきちょこのほうで緊急情報とかを発信しておりますので、そちらの費用でございます。 47 ◯神子雅人委員  少し電気代の話を伺いたいのですけれども、先ほど目に留まる位置に数多くのという説明をいただきましたけれども、数多くあればそれだけ電気代もかかってくるんじゃないかという憶測が立つんですけれども、47万1210円という数字が電気料と通信回線使用料なので、電気代でどのぐらいかかっているのかと、これは分かれば説明が欲しいんですけれども、その前にミロード2にできていた大きいビジョンは何ビジョンでしたっけ、あのビジョンの電気代と比較したらどんな差が出るのか、数字があれば説明してください。 48 ◯広報課長  電気代につきましては、こちらは本厚木駅南口とえきちょこの電気料でございまして、北口と愛甲石田駅につきましては、所管の道路部のほうの支払いとなってございます。  また、大型ビジョンの電気代につきましては、すみません、そちらのほうはちょっと資料がございませんので、後ほどでよろしいでしょうか。 49 ◯神子雅人委員  となると、数字は通信回線使用料と電気料が一緒で47万1000円払っていて、あと道路部の分がどのくらいかというのが分かればまた教えてほしいんですけれども、道路部が払っている分は、次のときの比較で、資料で出していただいて結構です。分かれば今お願いします。その点についてまずお願いします。 50 ◯広報課長  北口と愛甲石田駅、道路部のほうの積算でございますが、おおよそでございますけれども、北口が77万円で、愛甲石田駅が約9万円でございます。 51 ◯神子雅人委員
     電気料については、やはりこの頃、物価の高騰を含めて大変な時期だと思うので、どう使っていくかをまたよく検討しながら効果的に使ってほしいのですが、あと今度、考え方として、出る以上は収入も考えなきゃいけないんですけれども、昨日ちょっと30分ほど目の前で出してもらったけれども、やはり民間広告が少ないのは事実ですよね。確かに社会変動で厳しいのかもしれませんけれども、民間広告を募集していますという広告もちゃんと流れていました。それを見せてもらったんですけれども、その辺を獲得する努力は、この経費の中でどれだけ使っているのか。その努力をしないと流しているだけでは……。ごめんなさい、企業ではないので利益を得ろというわけではないのですけれども、やはりそれを元に運営していますということもあるでしょうから、その辺の努力を説明してください。 52 ◯広報課長  今、広告の努力というところでございますけれども、やはり魅力あるコンテンツを作成しまして、市民の方、特に駅利用者の方に多く見ていただけることが、広告主にも広告を出していただけることにつながると思いますので、我々といたしましては、その魅力あるコンテンツをさらに充実させる必要があるのかなと考えております。 53 ◯川口 仁会長  12番、13番について、一括して説明願います。 54 ◯危機管理課長  成果といたしましては、崖崩れによる被害を未然に防止するため、県が実施しております急傾斜地崩壊対策工事にかかる費用を一部負担し、災害に強いまちづくりの推進を図りました。  課題といたしましては、崩壊のおそれがある急傾斜地の解消に向け、さらなる周知や調査などが必要であると考えております。 55 ◯神子雅人委員  何点か伺いますけれども、もちろん市民の安全のためにこの事業を行っているわけですが、県が主体ということになるのでしょうけれども、令和3年度、どのような内容の事業だったのか、詳細について具体的に説明願います。 56 ◯危機管理課長  令和3年度の実績といたしましては、この急傾斜地は現在14か所が指定されておりまして、12か所が整備済みとなっておりますが、再開も含めまして現在3か所の工事が行われております。あわせて測量調査も3か所行われている状況でございます。 57 ◯神子雅人委員  今14か所ということで、昨年ですか、レッドゾーンの見直しがあって、さらに市民の関心事が増えていると思うんですけれども、すみません、令和3年度の事業そのものではないんですけれども、その見直しによって、この事業に関する市民の声というのは、またいろいろな相談事とか、そういうのは変化があるんですか。 58 ◯危機管理課長  令和3年5月に県より新たに土砂災害特別警戒区域が公表されました。それに伴いまして、市のほうでも、オールハザードマップ等、そうした冊子を市民の皆様に配布しております。その反響が非常に大きいということが言えると思います。 59 ◯松田則康委員  県の指定は14か所だけれども、もう危ないというのはほかにもあるわけで、そういった対応というのは当然この予算で対応していると思うんだけれども、はっきり言って、一つやるにも億単位がかかる、非常にお金がかかる事業だと認識しているので、市で出す分というのはやはり……。国も出しているの。いわゆる1対2対1、1・1・2という案分でもって、いつものとおり国、県、市が負担してやる形なんですか。そうすると、5000万円弱しかないのでは、厳しいといえば厳しいと思うんだけれども、その辺のところはどうなんですか。 60 ◯危機管理課長  費用の負担についてですけれども、通常の場合ですと、県単独工事の場合は市からは2割負担というふうになっています。かなり大規模な斜面の整備、これは国庫のほうも入りますので、こうした場合、市は1割負担ということで、費用負担に関する協定を締結して、その中で取り決められているものでございます。 61 ◯松田則康委員  歴史的にはもう結構な斜面をやってきたけれども、残っている部分については、先ほどおっしゃられたハザードマップにその部分も明示しているんですか。それともう一点、市民に周知して、そこが危ないとなったら、やはり県に対してここを指定してほしいみたいな働きかけをされているかどうか。 62 ◯危機管理課長  この急傾斜地崩壊対策事業につきましては、あくまでもその急傾斜地に指定された箇所ということで、先ほどちょっと申しましたハザードマップ等には、この急傾斜地崩壊危険区域という明記はしてございません。そうした危険区域の働きかけという部分につきましては、やはり市民の方から、どうしてもこの斜面が不安だという御相談がありましたら、県等に相談をしてございます。 63 ◯松田則康委員  私も議員をやっていて、大雨が降って危ないからと呼ばれて、土のうを積んだりした記憶があるんですよ。それももう随分昔の話なんだけれども。そのときには、道路形態が悪くて、全部雨水が傾斜地のほうに来ちゃうというので側溝をつけてもらったり、いろいろしてもらったんだけれども、そういった類いのやつでも急傾斜地対策なんだよね。それを当然危機管理課は把握はしておくべきだと思うのね、お金は出していないかもしれないけれども。そういう意味では、危険な区域というのは、これからもやはり市民から要望があれば対応しなきゃいけないんじゃないかなと思っていますので、その辺も注意しなきゃいけないと考えていますけれども、そういう予算は取ってあるんですか。そういう予算を使ったのかどうかだけ。 64 ◯危機管理課長  この急傾斜地崩壊対策事業に関する費用なんですけれども、あくまでここからは県等が工事を行う大規模斜面の整備に対する市からの一部負担ということになりますので、市としては、ちょっと別の事業にはなりますけれども、そうした急傾斜地に対する個人での整備に対する予算というのは市のほうでも確保しております。 65 ◯川口 仁会長  14番、15番について、一括して説明願います。 66 ◯危機管理課長  成果といたしましては、自主防災倉庫の設置、各避難所運営委員会への交付金の交付、災害時の避難所停電対策として、荻野運動公園への非常電源設備の整備や、可搬式EVパワーコンディショナーを購入し、災害時における防災力の向上を図りました。  課題といたしましては、コロナ禍でのさらなる地域防災力の向上を図るとともに、避難所のより一層の強化に努めることが重要であると考えております。 67 ◯名切文梨委員  地域防災力強化ということで、これはその前年度、令和2年度でいうと本当に手探り状態というか、コロナ禍で進められていた中で1年以上経過した中での事業だったと思うんです。それでまた見えてきた中で、どのような対応というか工夫というか、そういったものをされたのか。また、それをもってウィズコロナとしての道筋といいますか、新たに導入したこと、また新たに見えている課題等があったらお示しをいただきたいと思います。 68 ◯危機管理課長  コロナ禍ということで、令和2年度におきましては、急いで対応しなければならないということから、必要とされるだろうというものを多数購入した実績がございます。そこで見えてきて、令和3年度の対応としましては、どういったものが本当に一番必要なものなのかということを精査して購入したところがございます。その課題といいましょうか、そういったところは、やはり購入するにも、価格の高騰とか需要の高まりで、いざ購入しようとしても購入できない状況があるところが非常に苦慮した部分でございました。 69 ◯名切文梨委員  分かりました。自主防災倉庫についてですけれども、その前の年度は5基購入した、設置したということだったんですが、令和3年度はどれぐらいか。また、これは要望に対して設置するという説明をされていますけれども、この令和3年度は要望全てに応えられているのか。また、応えられていない分は、もしあったとしたらどれぐらいあるのかというのをお尋ねいたします。 70 ◯危機管理課長  (注1)この自主防災隊の倉庫でございますけれども、令和3年度の実績としましては1基を設置したところでございます。  要望に応えられているのかというところなんですけれども、ちょっと予算的な関係もございますので、例えば要望があってもお応えできない場合は、翌年度まで待っていただいたり、ちょっと順番を整理しまして、そうした形で必要な箇所に倉庫を提供させていただいております。なお、1自治会に対しまして2基まで提供しているような状況でございます。  件数ですが、すみません、ちょっと手元に資料がないものですから、後ほどお答えさせていただきます。恐れ入ります。(注1-1を参照) 71 ◯名切文梨委員  分かりました。では、後ほどお願いします。  電気自動車電力供給システム整備事業、これは令和2年度に公民館と保育所で20か所整備したということですが、令和3年度はどのような状況だったのか、お尋ねいたします。 72 ◯危機管理課長  令和3年度の実績としましては、可搬式EVパワーコンディショナー、これは外部給電器といいますけれども、こちらを4台購入しております。 73 ◯高村真和副会長  指定避難所等強化事業費についてお伺いいたしますが、これは荻野運動公園の関係が主だと思うんですけれども、もう一度詳しく御説明いただけますか。 74 ◯危機管理課長  指定避難所等強化事業費につきましては、電気自動車の蓄電池を再利用した非常用電源設備を荻野運動公園に整備したものでございます。 75 ◯高村真和副会長  当初の予算よりも少し減っているように見受けられたんですけれども、当初予定していた計画どおりに進められたのかどうか、その辺をお伺いいたします。 76 ◯危機管理課長  当初は蓄電池の購入とか外部給電器の購入方法についていろいろ検討したんですけれども、こちらを備品で購入する形に変更しまして、そのため当初よりも若干低く抑えられたところがございます。 77 ◯川口 仁会長  16番から20番までについて、一括して説明願います。 78 ◯危機管理課長  成果といたしましては、街頭消火器等の交換、危険ブロック塀等防災工事への補助金の交付、防災備蓄品等の整備を図ったほか、新たに公表されました土砂災害特別警戒区域における市有地の災害リスクを把握し、対策の必要性等を検討するための調査を実施するなど、災害対策の推進を図りました。  課題といたしましては、さらなる備蓄の強化や、あらゆる災害に迅速に対応できる体制の強化などが必要であると考えております。 79 ◯石井芳隆委員  今の災害対策事業の中の一つの子事業として、街頭消火器格納箱購入ほかと書いてありますけれども、この街頭消火器というのがどういう管理をされているか、どういうために設置しているのか、その辺を先にお聞かせいただけますか。 80 ◯危機管理課長  まず街頭消火器につきましては、現在約2600本、文字どおり街頭に設置してございます。この消火器を適正に管理するために、こうした街頭消火器を格納箱に設置しまして、街頭に置いている状況でございます。管理については、自治会からの要望に基づいて必要な箇所に設置をし、必要に応じて自主防災隊、自治会のほうで管理し、定期的に危機管理課のほうでも行っている状況でございます。 81 ◯石井芳隆委員  目的は分かりました。現状、先日も防災訓練が、ここ数年ちょっとできない状況もありますけれども、自治会のほうに確認をしたりしたんですが、実際どこにあるのかが分からない。自治会は管理をしていない、どこにあるか分からない、一覧表もないという状況で、消火器は5年に1回、詰め替えとか交換をしなきゃいけないとか、いろいろそういう規定がありますよね。それについても、実際されているかどうかも分からない。自治会そのものがどこにあるか分からない。私自身も数年前は現場を確認したんですが、今現在、撤去されたりとか壊れたりとか、ないところもあるんですね。そういう管理というのはどういう形で自治会、自主防災隊にお願いしているのか。全く末端にはそれが話としては……。私の地区だけなのかどうか分かりませんけれども、その辺があるということで、どういうふうな管理をされているのか、私が言ったようなことで分かる範囲でお答えをお願いできればと思っているのですが。 82 ◯危機管理課長  街頭消火器でございますけれども、通常ですと約10年で交換。5年の場合もあるかもしれませんけれども、10年と言われております。この10年で交換する時期については、市のほうで全ての消火器の交換時期というものを把握しておりますので、必要に応じて交換は市のほうで行っております。ただし、石井委員がおっしゃるとおり、その街頭消火器がどこに設置してあるのかというマップというものは、特にハザードマップにも明記しておりませんので、知らない自治会、市民の方もいらっしゃると思います。我々としても、そうした設置箇所をもう少し分かりやすくするためにも、地域の自治会のほうともちょっと相談をさせていただきたいと思います。 83 ◯石井芳隆委員  要望にはなりますけれども、実際のことを言って、市民が知らない、分からないというのが現状だろうと思うんです。その辺のことは、今言われたように自治会、それからマップに、私も載せてもらいたいなというのは思っていたんですね。その辺をこれから検討していただいて、できれば皆さんの家庭に配布されているマップにも、ここにありますよと。そうすると市民の意識も上がると思うんです。  それから、やはり看板がついていないというのも、現場でもうくちゃくちゃになっているようなやつが実際にあるんですね。だから、中身だけじゃなくて、実際にそういうPRする部分もやはり必要かなと。これは自治会でやれというのであれば自治会にお願いすればいいことですけれども、その辺についての管理体制をどうするかももう一回ちゃんと。やはり自治会にお願いしておいたほうが、一番動きやすいんじゃないのかなと思うんです。その辺についてこれからも検討していただくということで要望しておきますので、よろしくお願いしたいと思います。 84 ◯松田則康委員  僕は危険ブロック塀等防災工事補助金というのを出したんだけれども、あっさりと先ほど説明があったけれども、もともとこれは阪神・淡路大震災だったか、女の子がブロック塀の下敷きになって亡くなっちゃったんだよね。その後、厚木市も対応しなきゃいけないということで、相当要望も上がって、大分箇所的には済んだと思うけれども、この補助金の額からいって、そんなに今は箇所が多くないだろうなとは思うんだけれども、その辺の箇所と、それから、補助金だから、実際の本体のお金と、何割負担なのか、一律幾らなのか、そういうところも説明願いたいと思いますし、そうしたことによってほとんどもう網羅できているのかどうかも教えてください。 85 ◯危機管理課長  危険ブロック塀等防災工事補助金でございますけれども、まず、この制度につきましては平成19年度から開始したものでございます。工事費の75%、上限30万円の補助でございます。それで令和3年度の実績としましては、交付件数が25件となってございます。市内における危険ブロック塀にどの程度対応できているのかという部分については、近年、危険ブロック塀の市のほうでの調査は行っておりませんので、どの程度といういうところでは、具体的にここまでできたという数字はお出しできないんですけれども、先ほど松田委員からお話があったとおり、大阪府北部地震のときに幼い命が失われたという件があった年は非常に多くの申請がございましたが、今、若干落ち着いてきている状況でございます。 86 ◯神子雅人委員  今、危機管理課長から説明があったことで、ちょっと疑問に思っていることが1個あるんですけれども、今、松田委員からお話があった大震災以降に、国から指示があって調査をした実績はなかったでしたっけ。調査した数字がないと言われたんですけれども、私、今日聞きたかったのは、その調査をしたのに対して、もう数十年もやってきているので、どれだけの実績が上がっているのと。数字的に75%ぐらい危険なところが解消されましたとかというのを聞きたかったんですけれども、調査の数字もありませんと言われたんですけれども、そのときに、国から調査しなさいという依頼はありませんでしたか。その辺、説明をください。 87 ◯危機管理課長  (注2)たしか平成の阪神・淡路大震災以降に、一度、市内全域で調査をしたということは承知をしております。すみません、その数字との比較は今手元にございませんので、恐れ入ります、数字は後ほど答えさせていただきます。(注2-1を参照) 88 ◯神子雅人委員  その辺のところは今どんなあんばいで来ているのか状況を聞きたかったので、できましたら、調査が何千件あった、何千件もあったか分からないですけれども、その中で50件、100件、25件とか、毎年何件ぐらいできて、今、何%ぐらいできているぐらいの数字を説明いただけたらお願いします。 89 ◯名切文梨委員  まず、備蓄品の管理についてお伺いしたいんですけれども、食材も含めて消費期限だとか耐用年数等はどれぐらいの頻度でチェックをしているのか。特に防災ヘルメットは、過ぎているかどうかをチェックというのはどれぐらいできているのか、併せて伺いたいと思います。 90 ◯危機管理課長  まず備蓄食料等の管理とチェックでございますけれども、これは市の危機管理課に防災指導員がおりますけれども、ぼうさいの丘公園等で備蓄している食料については、そうした総合防災指導員が日々チェックをしている状況でございます。その期限が迫ったものについては、例えば地域で行う防災訓練とか、あるいは、ぼうさいの丘公園の備蓄倉庫を見学に来た方々に対して、賞味期限が切れる前にちょっと提供したりということは行っております。  それとあと、ヘルメットのチェックですけれども、これは市職員が使用しているヘルメットということでよろしいでしょうか。 91 ◯名切文梨委員  これは備蓄品かなと思っていたので、でも、いいです、両方お答えいただけるならお願いします。 92 ◯危機管理課長  繰り返しになりますけれども、備蓄品等のチェックにつきましては総合防災指導員のほうで行っております。 93 ◯名切文梨委員  お任せしているのは分かるんですけれども、何年ごとにとか、その頻度を伺ったんです。そこら辺は、チェックしていただいた結果の把握をきちんとしているのかというのもお尋ねしたので、それもお答えいただきたい。これは最初の質問ということでお答えいただきたい。  それから、2番目は起震車の件なんですが、令和2年度にお伺いしたときには、コロナ前は50件だったけれども今年度は五、六件でしたということで、費用対効果としてどうなのかなというようなことも申し上げたんですが、令和3年度はどれぐらいの事業ができたのか。件数、それから小・中学校とか企業とかに、貴重な体験ができるわけですから、積極的に働きかけをしたのか、したとしたらどのような結果が得られたのか、その起震車の使用状況についてお伺いしたいと思います。 94 ◯危機管理課長  まず起震車のほうからお答えさせていただきますけれども、令和3年度の起震車の実績でございますが、5件でございます。参加者数が250人という実績でございます。この内容につきましては、幼稚園とか保育園、それと自主防災隊、民間の事業所、合わせて5件という形になってございます。  それと、当初の備蓄品のチェックの頻度でございますけれども、先ほどちょっと総合防災指導員がチェックをしていますよというお話をさせていただいたのですが、食料も含めてチェックといいましょうか、日々、台帳を基に必要な期間をチェックしておりますので、チェックの頻度と言われると、その台帳を日々必要に応じてチェックをしているということになってしまいます。そういうチェックを行っているところでございます。 95 ◯川口 仁会長  その報告を担当課がしっかり受けられているかというところだよね。やっていただいているんですけれども、そのやっていただいている頻度は今御返事をいただいたんですが、その結果をしっかり危機管理課として把握されて対応されているのかということなんですけれども。 96 ◯危機管理課長
     恐れ入ります。そのチェックに基づきまして、当然期限が切れるものについては必要に応じて買換えもしていますし、廃棄も行っております。必要に応じてチェックをし、交換を行っているところでございます。 97 ◯名切文梨委員  なぜこういう質問をしたかというと、厚木市ではないんですけれども、ある公共施設の防災ヘルメットが三十何年前のものだったんですね。それが厚木市内でもあるのかどうかというのがちょっと、いざというときには市民の、職員もそうですよ、頭を守れないのではないかなと。あるだけということで、もし使えないものだったら場所を取るだけで無駄ですし、何といっても危険なので、そこら辺をきちんと把握して管理しているかということを知りたかったのでこういう質問をしたので、そういう質問の趣旨を分かっていただいた上で御答弁を今のでされたのかちょっと判断がつかないんですけれども、そういう趣旨だということを申し上げますので、新たに付け加えることがあったら御答弁いただきたいということ。  あと、起震車が、昨年聞いたときにはもっと使えるように働きかけていくということだったんですが、同じ件数だったので、どのような働きかけをされたのかなというのがあって、コロナ前は起震車が来ると本当に長蛇の列だったことを考えると、企業も含めて、小・中学校も含めていろいろなところに行けば、やはり皆さんが防災意識を高められる本当に貴重な機会になると思います。年間1100万円もかけていて、五、六件でした、250人しか使っていませんというのは、費用対効果としてはかなりロスが多いというふうに私は考えますので、そこら辺もお考えを伺いたいと思います。 98 ◯危機管理課長  まず、起震車の使い道ですが、5件で250人だったという結果でございますけれども、やはりコロナ禍ということもありまして、なかなか市のほうからも積極的に活用という働きかけができない状況の中、人数を制限して、それでも行っていただけるならばということで利用していただいておりました。コロナ禍ということで、貸し出す側の我々のほうも、その辺、使い方について厳しくはしていないんですけれども、必要最低限のルールを守ってやっていただくことになりますので、やはり広く積極的にPRできなかったというのが正直なところでございます。  あともう一つ、先ほどのヘルメットの部分ですけれども、市のほうで直接備蓄しているもの、管理しているものは先ほど申しましたとおりチェックしているんですが、外、例えば自治会が持っているヘルメットとか、そうした部分については、なかなかこちらの市のほうでチェックできない状況もございますので、かなり年数がたっているヘルメットもあろうかと思いますが、そうした場合には適正に替えていくような形で、各自治会には周知させていただきたいと考えております。 99 ◯井上 武委員  これは全体でお伺いしたいのですけれども、今、物品購入とか備品購入とか備蓄品購入とか全ての項目にかかってくると思うのですけれども、例えば消火器を購入されるとかいろいろな部分で、今、品薄で、例えば部品がなくて作れないとか納期が遅れるとか、そういのがいろいろな業界で起こっていると思うのです。例えば購入される部分が全ての項目であると思いますが、その辺の影響はあったのでしょうか。 100 ◯危機管理課長  防災備蓄品整備事業費の中で、新型コロナウイルスの抗原検査キットを購入した実績がございます。やはりこの抗原検査キットも、需要の高まりという部分においては、非常に購入に当たって苦慮した、必要な数がそろわないということがございました。 101 ◯井上 武委員  あと今の関係で、やはりコロナの関係で、防災備蓄品の中に医療の物品購入があると思うんですが、その辺もコロナの関係でなかなか入ってこないとか、遅れているとか、そういった影響はかなりありますか、どうなんでしょう。 102 ◯危機管理課長  備蓄品を購入する中で、医療、薬の部分につきましては、特にコロナ禍においてちょっと遅れるということはございませんでした。 103 ◯井上 武委員  そうしたら最後、あともう一つ、今、原油、原材料などの価格高騰という部分がございますが、この時代、いろいろなものが物価高ということで上がってきたりします。例えば起震車の燃料費であるとか、大型防災倉庫の電気料であるとか、いろいろなところに影響が出ていると思いますが、全体を見通してどのような影響があったのか、お伺いしたいと思います。 104 ◯危機管理課長  まず、物価高、原油とか物の値段の高騰の影響ということでございますけれども、備蓄品については、先ほどちょっと申しましたとおり、抗原検査キット等を購入する際にはちょっと苦慮したというお話をさせていただきましたが、それ以外の部分ではございません。ただ、ちょっとほかの事業にはなってしまうんですけれども、例えば半導体を使っている機器については、納入がかなり遅れたということがございました。 105 ◯川口 仁会長  ここで10分間休憩いたします。                 午前9時57分 休憩                ───────────                 午前10時07分 開議 106 ◯川口 仁会長  再開いたします。 107 ◯危機管理課長  (注2-1)先ほど神子委員から、16番から20番までの質疑の中で、危険ブロック塀の過去に行った調査、その数はという御質問があったかと思うんですけれども、恐れ入ります、過去に平成元年から平成6年の間に調査をして約1000件ほどあった中で、平成30年度に通学路等のチェックを市と地元で行いまして、その際に危険ブロック塀の把握と対応をしっかりと行っているところでございます。(注2を参照) 108 ◯川口 仁会長  21番から25番までについて、一括して説明願います。 109 ◯危機管理課長  成果といたしましては、市内の気象データをさらに細かく収集するため、気象観測装置を3か所増設し、気象観測体制の強化を図りました。  課題といたしましては、収集したデータに基づく厚木市独自の気象情報について、より市民の皆様に分かりやすくお伝えし、防災に対する認識をさらに深めていただくことと認識しております。 110 ◯神子雅人委員  今、説明の中で3か所増設したということで、その辺を伺いたかったのですが、数が増えたのと同時に、何か所から何か所になったのかと、機能的に増えたのかを聞きたいんですけれども、その辺はどうなんでしょう。どの部分がよくなったとか、新たなものを測れる機能がついたとか、そういうところの説明があればお願いします。 111 ◯危機管理課長  気象観測装置を増設したものでございますけれども、これまで5か所に設置してありました装置を8か所に増設したものでございます。これについて、機能はグレードアップしたのか、機能はどうだという部分につきましては、同様の機能ではあるんですけれども、より市内全体を細かく観測できることに一応メリットがあるところでございます。 112 ◯神子雅人委員  今の説明ですとあまり多くのものを求めてもいけないのかなと思うので、相対的に機能がよくなった部分で、新たに得られる観測データと、そのデータが特に生かせる分野、こういうデータを集めたことによってこういうところの管理に生かせるとか、こういう対策に生かせるとか、そういった新たなものがあるのかと、特に新たなものがないならば、よくなったというだけの説明なのかもしれませんが、その辺をお願いします。 113 ◯危機管理課長  この3か所の観測装置が増えたことで、先ほども申しましたとおり、より市内全体をカバーできるように気象状況が把握できるようになったという部分でございます。この増えたことによる活用状況ですけれども、委託契約をしております気象情報提供会社ウェザーニュースが、その観測データを基に厚木市独自の気象を観測している、その大本のデータになるということから、より細かく分析された気象データが厚木市へ提供されるものと考えております。 114 ◯川口 仁会長  26番について説明願います。 115 ◯危機管理課長  成果といたしましては、新型コロナウイルス感染を考慮し、規模を縮小して訓練を実施いたしましたが、参加者のマスクの着用及び手指の消毒の徹底、室内では換気を適宜行うほか、3密を避けるなどの対策を行い、実際に災害が発生した場合にも同様の行動が取れるような訓練を実施してございます。  課題といたしましては、災害対応の検証と課題解決に向けた取組を進めるとともに、関係機関との協力体制のさらなる円滑化を図り、総合的な災害対応能力を向上させることが必要であると考えております。 116 ◯名切文梨委員  規模を縮小したということですが、具体的にどのように例年と違った状況だったのかということを御説明いただきたいと思います。 117 ◯危機管理課長  規模の縮小ということでございますけれども、令和3年度につきましては138の自主防災隊が訓練を実施しまして、約3000人の参加でございました。コロナ禍前ですと約1万5000人程度の参加者がある中での約3000人の参加ですので、コロナ禍前に比べたら約5分の1程度の参加者数となってございます。実際の訓練の内容につきましては、やはり密を避けるということから、参集訓練にとどめたり、自主防災隊独自で作ったチラシの配布を行うなど、そういった部分にとどめて縮小して行ったものでございます。 118 ◯名切文梨委員  今年は通常に戻したところが多かったと思うんですけれども、それは令和3年度の1年間の事業のどういった課題を克服した上で戻せたのかというか、そういったプロセスがもしお分かりだったら教えていただきたいと思います。 119 ◯危機管理課長  これまでの訓練から新たに令和3年度の訓練に生かされた部分、プロセスという御質問でよろしいでしょうか。 120 ◯川口 仁会長  令和3年度の決算なので……。 121 ◯名切文梨委員  令和3年度の実施をもって令和4年度が戻せたと思うんですね。ですので、令和3年度のこの事業でどういう成果があったから、そういうことができたのか、どういう検証をされたのか、令和3年度の事業の検証内容を教えていただきたい。 122 ◯危機管理課長  検証ということでございますけれども、一番感じている部分につきましては避難所運営の部分でございます。避難所に避難していただく中で、コロナ対応という部分では、令和3年度にも、その辺、各避難所運営委員会を含めた多くの自主防災隊が訓練を行っておりますので、そうした避難所運営の部分では、翌年以降に生かされるのではないかと考えております。 123 ◯名切文梨委員  令和3年度も炊き出し訓練等は恐らくしていないのかなと思うんですけれども、ただ、本当に実際、避難所になれば、炊き出し等もしなければならないと思うんです。そういったことはこの令和3年度の事業の中でやっていないということで、そういうことに何か気づきとか、生かせるものとか、そういった成果が得られたのかというのをお伺いしたいと思います。 124 ◯危機管理課長  令和3年度、コロナ禍ではありますけれども、一部で炊き出し訓練等を行っている自主防災隊も実際にはございました。ただし、その炊き出し訓練をやる中でも、密にならないようないろいろな工夫を凝らして、自主防災隊は訓練を行っていたということで報告をいただいてございます。 125 ◯川口 仁会長  27番について説明願います。 126 ◯危機管理課長  成果といたしましては、市内15地区別の災害リスクや課題、対応策をまとめた地区別防災マップ及びカルテを作成し、各自主防災隊等へ周知を図りました。  課題といたしましては、地域における防災訓練等を通じた地区別防災マップ等の検証を行っていただくことや、地区防災計画の自発的な策定に取り組んでいただくことと認識しております。 127 ◯松田則康委員  今の説明で防災と言うけれども、何の災害を想定したものと特定はしていないということですから、全てに対応できるような話になっているわけですか。 128 ◯危機管理課長  地区別防災マップでございますけれども、地震、風水害等全ての災害に対応できる、そのリスクも示したマップという形になってございます。 129 ◯松田則康委員  この地区別防災マップもそうなんですけれども、オールハザードマップというのもありますよね。2つとも繰越明許という形になっているんですけれども、これはコロナ禍において作らなかったということなの。それで今年にしたということなのかな。その辺の説明と、今申し上げた全部に対応するというんだけれども、ハザードマップだと、水害の部分と地震の想定のとは地図を分けていたよね、同じマップといっても。避難所も、それに伴って、水害のときの避難所と地震のときの避難所は場所が違うというぐらいそれぞれ対応が違うだろうけれども、そういったことも全て地区別に明らかにされたようなマップになっているのかどうか。 130 ◯危機管理課長  まず、繰越明許の理由からお答えさせていただきますと、令和2年度に神奈川県から土砂災害特別警戒区域の指定、公表がなされる予定でございましたけれども、コロナの影響におきまして、土砂災害特別警戒区域の指定に係る告示行為の遅延が発生したことから、令和2年度中にその土砂災害のデータをいただくことができなかったことから、令和2年度から令和3年度への明許となったという理由がございます。  また、オールハザードマップと地区別防災マップの違いにつきましては、オールハザードマップも地震災害、風水害、全ての災害を載せたものなんですけれども、地区別防災マップと大きく違うところは、15地区別に作成をし、地区の特徴を一番載せて、この地区はこういうリスクがあるんだよということをより表したマップということで御理解いただければと思います。 131 ◯松田則康委員  分かります。私が住んでいるところは水害が真っ赤っかになっている地域で、よく考えてみたら依知南も、本厚木の今度庁舎が建つ付近も真っ赤っかなんだよね。あれは対応として、それを皆さんに知らしめることによって、今後注意してくれということなのかどうか。  生まれて初めて、2年前か3年前、暮れに猿ヶ島は全戸避難したことがあるんだよ。要するに、3メーター水没しますという地図をもらってみんな驚いていたけれども、結局そのときのダムの放水によって我々は逃げなきゃいけないというので初めて逃げた。長く住んでいる人も初めてだと言ったから、多分昭和になって以降初めてなのかもしれないけれども、そういうことも含めて、そういう警報を鳴らすためにこういうものを作っているというふうに理解してよろしいですか。 132 ◯危機管理課長  まずハザードマップですけれども、やはり浸水の程度が高い部分というのは、松田委員がおっしゃられるとおり、濃い色で表示されてございます。そうしたところに、リスクが高い部分にお住まいの方は、やはり早めの避難を心がけていただきたいということと、加えて申し上げれば、災害時の個人の行動を表したマイ・タイムラインというものを作成した上で、早めの避難行動を取っていただきたいという意味でハザードマップ等を配布してございます。 133 ◯川口 仁会長  28番について説明願います。 134 ◯危機管理課長  成果といたしましては、災害時の情報収集・伝達手段として緊急災害用無線機ハザードトークを運用し、防災情報収集体制の充実強化を図りました。  課題といたしましては、引き続き地震や台風などの災害に備え、さらなる防災情報収集体制の充実を図る必要があると考えております。 135 ◯名切文梨委員  このハザードトークというのは、いざというときのために使いこなしておく必要があると思うんですけれども、どういった工夫をされているのか、お尋ねいたします。 136 ◯危機管理課長  このハザードトークでございますけれども、現在90台、庁内に配備をしております。特に職員の配備計画に基づきます本部機能、それからパトロール、情報収集を行うような部署、具体的には危機管理課、道路部、都市整備部、消防本部、こうしたところに配備をしてございます。これは通常からより慣れるように、災害時等、例えば台風が来たような場合には、これを活用して情報の収集、やり取りを行っておりますので、そうした部分を、また防災訓練の中でも使うような訓練を併せて行っております。 137 ◯名切文梨委員  防災訓練というのは年に何回ぐらいなのかというので、この通話料は基本料のみという情報があったんですけれども、それは本当なのか。もしそうだとしたら、ふだんから使っておけば使いこなせるんですけれども、台風のときと、年に何回あるか分かりませんが、その回数は今お伺いしたいと思うんですけれども、それのみで、本当に使いこなせるのかなと思うんですけれども、そういったところの使用状況を教えていただきたいと思います。あと通話料の件も伺います。 138 ◯危機管理課長  まず、ハザードトークの通信料でございますけれども、90台ある中の約10台に電話ができる機能がついておりますので、その部分の通信料ということになってございます。年に何回しかない防災訓練で使いこなせるのかという部分ですけれども、この出水期にも、台風、大雨、かなり職員の配備がかかっておりますので、そのときに利用しただけでも、かなり利用頻度は高い形になってございます。 139 ◯名切文梨委員  では、年1回の防災訓練で……。防災訓練の回数も聞いたんだけれども。
    140 ◯危機管理課長  職員の防災訓練は年1回でございますので、防災訓練としてはその1回のみでございます。 141 ◯名切文梨委員  ということは、台風等が来たとき、また、ちょっと大きな地震のときとプラス1回ということで、もちろん災害がないにこしたことはないので、こんなことはないと思いますけれども、なかったら年に1回しか手に触れる機会がないということで、もう少し訓練、これをいざというときに使いこなせないと役に立たないかなと思いますので、そこら辺は見直しが必要だと思うんですけれども、そういったところで、この令和3年度の事業をする中で感じたこと等ありましたらお示しいただきたいと思います。 142 ◯危機管理課長  防災訓練は年1回で、訓練の頻度としては少ないかもしれませんが、それ以外の部分で実際の災害に対応して使用はしております。ただ、さらにその使い方等を周知する、認識するという部分では、各ハザードトークを設置している課に対しまして、そうした使い方の説明とかを適宜行う必要があろうかと思いますので、置いてある課とも今後ちょっと調整をしてまいりたいと思っております。 143 ◯川口 仁会長  29番、30番について、一括して説明願います。 144 ◯危機管理課長  成果といたしましては、崖崩れによる災害から市民の生命、身体及び財産を保護するため、市民が実施する急傾斜地安全対策工事に対して補助金を交付し、災害に強いまちづくりの推進を図ることができました。  課題といたしましては、崖崩れによる被害の軽減を図るため、補助金制度のさらなる周知などが必要であると考えております。 145 ◯井上 武委員  これは補助金制度だと思うんですけれども、規定についてお伺いをさせていただきたいと思います。どういった基準でお出しされるのか、お願いいたします。 146 ◯危機管理課長  急傾斜地安全対策工事補助金の基準でございますけれども、対象要件については、住居に隣接する傾斜30度以上、高さ2メートル以上の急傾斜地でございます。補助額につきましては、対象工事費の3分の1、上限300万円でございます。 147 ◯井上 武委員  ということは、今、金額が400万幾らと出ておりますけれども、この2件の内訳というのはどうなっておりますか。 148 ◯危機管理課長  令和3年度2件の実績の内容でございますけれども、1件については中依知で上限の300万円、もう一件が七沢地区においての109万6000円でございます。 149 ◯川口 仁会長  31番、32番について、一括して説明願います。 150 ◯危機管理課長  成果といたしましては、防災ラジオ501台を市民の皆様へ有償配布いたしました。これにより令和3年度末までの合計配備台数は4540台となり、情報伝達の強化充実を図ることができました。  課題といたしましては、新たな情報伝達手段の開拓など、さらなる検討が必要であると考えております。 151 ◯石井芳隆委員  防災ラジオの関係ですけれども、今、501台と言われたのかな。この調書では520台になっています。その辺が今ちょっと違ったなと感じたので、それが一つ。  それから、前回だったか、昨年のときにも、要望が多過ぎてメーカーの出荷が間に合わないというようなお話があったんですね。今回520台ということでありますけれども、市民からの要望台数に対する満足度ではないですけれども、どのくらいのパーセントになっているか、分かるところでちょっと教えてもらいたいです。 152 ◯危機管理課長  まず501台と申し上げましたけれども、有償配布が501台で、無償貸与している地域の役員の方々の交換用ということで19台を購入して、合わせて520台ということでございます。  また、この購入を希望される方はこれまでどのように変化しているのかという部分については、非常に好評をいただいている防災ラジオでございますので、令和3年度も当初300台程度見込んでいたところ、トータルでは501台ということで、大変要望が高い防災ラジオであると。ちょっとパーセンテージ等では数字は出しておりませんけれども、依然として非常に人気がある防災ラジオであるということでございます。 153 ◯石井芳隆委員  お客さんというか、ユーザーからの申込みに対して、令和3年度はどのぐらいの充足率になったかということは分かりますか。 154 ◯危機管理課長  まず、当初300台販売する予定でしたけれども、要望が非常に大きく、トータルで501台になったということですから、充足率という部分では、欲しいと言われた方には全てお応えした、販売ができたところでございます。 155 ◯名切文梨委員  当初の予定よりも希望者が多ければ拡大するという姿勢は、防災に対しては本当に大事なことだと思いますので、その辺は本当に高く評価をさせていただきたいと思います。本当にありがとうございます。  この防災ラジオ、特に目の不自由な方々には優先して行き渡るようにしたいと思うんですが、ただ、そういった情報を得られていない方、つまり漏れがないのかどうか。希望する以前の問題で、こういった事業を御存じないという方がおられると、やはりそれも一つの課題だと思いますので、そこら辺はどういった工夫をされているのか。そういう団体に働きかけるとか、そういったことをされているのかというのを確認させていただきたいと思います。 156 ◯危機管理課長  目の不自由な方というお話がございましたけれども、現在は一般の有償配布のラジオとともに、文字表示付き機能を備えた耳の不自由な方に対する防災ラジオの販売も行ってございます。目の不自由な方に対しましては、この防災ラジオは非常に人気が高く、その有効性や購入方法などについて広く周知するためにも、目の不自由な方に対しましてはどのような周知方法がよろしいのか、団体を通じての周知方法がよろしいのか、その辺は総合的に今後ちょっと研究をさせていただきたいと考えてございます。 157 ◯川口 仁会長  33番について説明願います。 158 ◯危機管理課長  成果といたしましては、迅速な被害認定調査や罹災証明書の発行などを行うため、被災者支援システムを活用した訓練の実施や運用を図りました。  課題といたしましては、災害時における市民生活の迅速な復旧・復興が確実に図られるよう、さらなる体制の整備強化が必要であると認識しております。 159 ◯名切文梨委員  これはすごく便利なものだと思いますけれども、一方で、何かトラブルがあったときには使えないということも想定して、そういった訓練もされているのかどうかを確認させていただきたいと思います。 160 ◯危機管理課長  この被災者支援システムは令和2年度に導入いたしまして、それ以降、職員配備計画に基づきまして、このシステムを実際に運用する部署において毎年繰り返し訓練を行っております。当然その中でトラブルに対応できるような訓練というのも行いました。具体的には、システムがダウンしたときの紙による対応方法等も併せて訓練を実施してございます。 161 ◯川口 仁会長  34番、35番について、一括して説明願います。 162 ◯危機管理課長  成果といたしましては、各種災害リスクを集約したオールハザードマップを作成し、全戸配布することで、市民の皆様へ災害リスク等の周知を図ることができました。  課題といたしましては、オールハザードマップを基に、自宅等の災害リスクを把握し、早めの避難行動に結びつけるなど、防災に対する認識をさらに深めていただくことであると認識しております。 163 ◯神子雅人委員  1点伺いたいのが、今、避難の多様化というのが多く求められているし、市のほうも率先して進めているところですけれども、このオールハザードマップと避難の多様化につなげていく考え方ですか、どのように市民にその辺を伝えていくのか、伝えてきているのかというところを説明願います。 164 ◯危機管理課長  このオールハザードマップにつきましては、土砂災害、浸水害、様々な災害について把握できるよう1枚にまとめたマップでございます。このマップを見ることで、自分が住んでいる地域の災害リスクを把握していただく、そのリスクに応じた避難行動を取っていただくということが一番意味がある部分かと思います。避難の多様化ということでございますけれども、やはり浸水害と地震では避難の方法も違いますし、場所によっては避難する場所も変わってきます。その点を、このハザードマップによってぜひ確認をしていただきたいと考えてございます。 165 ◯高村真和副会長  ありがとうございます。ハザードマップは、カラー版で、非常に見やすくていいものだと思うんですけれども、一度見るともうそれでというところも実はあるのと、図面そのものは大きいのですけれども、意外と細かいところが見づらいという指摘もあったりして、その辺について、デジタル化とか、拡大しているとか、何かそういう対応はされていらっしゃるのかどうか、それを教えてください。 166 ◯危機管理課長  オールハザードマップでは見にくいという部分でございますが、このオールハザードマップは、より見やすくということで市内を4分割し、配布を行っておりますが、ただ、中には細かい字もございますので、そうした際には、ホームページにも掲載して拡大して見ることもできますので、そうした部分を御活用いただければと考えてございます。 167 ◯川口 仁会長  36番、37番について、一括して説明願います。 168 ◯危機管理課長  成果といたしましては、平成28年3月の計画策定後における社会状況の変化、新型コロナウイルス感染拡大による企業等の取組内容等を本計画に反映し、帰宅困難者数の見直しを行うなど、帰宅困難者対策の強化を図るための改定を行いました。  課題といたしましては、本計画策定により抽出された課題解決のため、目標を設定し、達成するための具体的な対応を図る必要があると考えております。 169 ◯名切文梨委員  災害時のこういう避難所もそうですし、帰宅困難者の一時滞在場所もそうなんですけれども、そういうところでお客様をつくってはいけないというふうによく言われていて、奉仕をしている人も、そこにいる人はみんな被災者で、市の職員も被災者で、そんな中で奉仕をする人、される人という立場をつくってしまうとうまくいかないというのが最近分かってきたと言われているのですが、これはやはり帰宅困難者も同様だと思うんですね。ただ座っているだけではなくて、やはりできることはしていただきたいということもこの計画の中に盛り込む。つまりみんな被災者で、その中でお客さんをつくらないというような考えの下で、この計画が改定されたのかということを確認させていただきたいと思います。 170 ◯危機管理課長  この計画につきましては、今、お客さんにならないという話がございましたが、帰宅困難者につきましては一般の避難所の避難者とは違って、一般の避難所については避難された方も一緒に運営していくというのが基本にはございますが、一方でこの帰宅困難者につきましては、運営というところではなく、市としては、まずは帰宅困難者にならないようにということで、それを市内学校や各事業所に広めるため、この計画を活用させていただいております。現場で何かをしていただくというよりは、まず帰宅困難者にならないように、そこを広く周知しているところでございます。 171 ◯名切文梨委員  分かりました。そういう趣旨だということは分かりました。ただ、その帰宅困難者も、例えばそこに滞在している間はお手洗いも使うわけですし、自分は帰宅困難者だからそういう清掃には加わらないとか、そういったことになってしまうと、もちろん立場は違ったとしても、お客さんになってしまうのかなと思いますので、そういった考え方、自分の使うものは自分でとか、そういうようなことも大事かなと思うんですけれども、災害時はどうしてもお客さんになりがちになっちゃうということがあるので、そういったものも前提に置いた計画であってほしいということで質問したという趣旨を話したんですけれども、そこら辺はいかがですか。 172 ◯危機管理課長  確かに帰宅困難者といえども、当然そこでは何か自身で動くという部分もございますので、まさにこの計画には、そうした困難者の方に対する市からの情報提供手段とか電源の確保とか、そういったところがこの計画の中ではちょっと主体となってしまっているんですが、委員おっしゃるとおり、帰宅困難者となった方ができる行動みたいなものも併せてこうした計画の中にあると、非常に分かりやすいということは感じておりますので、この計画の中にそうした考え方を盛り込んでいくという部分については、今後ちょっと研究させていただきたいと思います。 173 ◯名切文梨委員  そういうことがないと、例えばどうしても職員に遅いだとか何とかといらいらをぶつけたり、そういうことも起こりやすい状況を回避できるのかなと思いますので、そういった意味でもぜひ取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 174 ◯危機管理課長  (注1-1)先ほど名切委員のほうから自主防災倉庫の御質問がございましたけれども、設置件数は1件というふうにお答えさせていただいたのですが、要望も1件ということで、1件の要望に対して1件設置をしたということでございます。(注1を参照) 175 ◯川口 仁会長  ここで説明員交代のため、暫時休憩いたします。                 午前10時43分 休憩                ───────────                 午前10時44分 開議 176 ◯川口 仁会長  再開いたします。  38番について説明願います。 177 ◯企画政策課長  成果といたしましては、庁舎整備基金条例に基づき基金を積み立てるとともに、債権運用などで生じた利子を基金へ繰り入れ、特定財源の確保と、確実かつ有利な方法での保管に努めたことにより、新庁舎を含めた複合施設建設に向けて財源確保を図ることができました。  課題といたしましては、将来世代への負担軽減や一般財源の平準化をより一層図るため、財政状況や建築コストの変動等を見極めながら、基金を積み立てていく必要があるものと認識しております。 178 ◯井上 武委員  御説明ありがとうございました。これは基金の積立てということで、順調にできたと今御説明いただいたので、もうそこで十分ではあるんですけれども、一つだけちょっと確認させてください。恐らく後半には、原油高や原材料の物価の高騰とか、いろいろな影響があったと思うんですが、その辺の影響は何かございましたか。そこだけ確認です。 179 ◯企画政策課長  建設コストの変動等が考えられることは従前から想定をしておりまして、近年の経済の状況も当然踏まえながら、積立て、積み増しが必要であるかどうかの判断をしていかなければいけないと思ってございます。当然今おっしゃったような情勢というのは見極めていくということでございます。 180 ◯川口 仁会長  39番から43番までについて、一括して説明願います。 181 ◯企画政策課長  成果といたしましては、SDGsを身近に感じ、気軽に取り組んでいただけるスマートフォンアプリ、まちのコイン、アユモを運用し、利用者や参加する店舗、団体の皆様など多くの方に御利用いただき、SDGsの推進を図ることができました。  課題といたしましては、まちのコイン、アユモの利用者及びスポット数のさらなる増加を図るとともに、SDGsの普及啓発に努め、SDGsの活動を自分事としていただけるよう取り組む必要があるものと認識しております。
    182 ◯名切文梨委員  今、まちのコインについて御説明いただいたのですが、それ以外の取組というのは何かやっていらっしゃいますか。 183 ◯企画政策課長  予算を伴うことではございませんが、それぞれ皆様方からSDGsに関する御説明をいただきたいとか勉強会をしたいというような申出に対しましては、近くの小学校、中学校等に参りまして、出前講座みたいなものはやらせていただいております。 184 ◯名切文梨委員  SDGsの取組を広く周知するのがこの事業の目的ということなんですが、このまちのコインでどれぐらい広がっているのか。242万円毎年かけているその効果というのは、費用対効果としては適正なのかどうかをお伺いします。 185 ◯企画政策課長  成果という部分で申し上げますと、令和2年度末のこちらのまちのコイン、アユモのユーザー数が414人であったものが、直近の令和4年9月現在では2048人と約5倍に増えてございます。また、同じく令和2年度末のスポット数が27スポットでありましたが、令和4年9月現在では55スポットと約倍増。順調に利用してくださる方は増えているものと思ってございます。 186 ◯名切文梨委員  これを使えばいろいろなものがもらえたり、サービスが受けられるということで、利益が得られるものなので、それはユーザーも増えるでしょうし、使う方も増えるでしょうけれども、それとSDGsの取組とどうつながっているのかということで、そこら辺がいかがだろうと思います。予算審査のときにも指摘したんですけれども、加入している店舗に初めて行くきっかけづくりになるということをそのとき説明されていたのですが、年齢制限のない事業で子供も利用できるという中で、加入店舗にゲームセンターが入っている。ですので、ゲームセンターに行くきっかけづくりを市がしていることにもなってしまうわけですね。それがSDGsの取組になるのかどうかということで、かなり課題の多い事業だなというふうに思っているんです。これはいつまで続けるのかなというような思いもあるんですけれども、本当に242万円かけるだけの──もちろん市民は喜ぶと思います、いろいろなものをもらえたり、サービスを受けられるから。ただ、SDGsとのつながりというんですか、広く周知する効果という面で見ると、これが事業の目的としての効果になっているのかどうか、そこら辺を確認したいと思います。 187 ◯企画政策課長  このスマートフォンアプリですが、おっしゃるように特典がついてくるという部分もありますが、それに加えまして、SDGsへの貢献度とか目標達成度、そういったものをスマホのアプリの中で確認することができるということで、そのあたりも、SDGsの取組を自分たちが自分事として進めているんだということを実感してもらえるものだと思っております。また、それぞれのお店には、SDGsにつながるような特典というものを設定していただいておりますので、例えばエコバックを持参したらポイントをもらえるとか、そういったような取組もSDGsにつながっていると思っております。 188 ◯名切文梨委員  ゲームセンターの話。ゲームセンターも加入店の中に入っているということの問題点。 189 ◯川口 仁会長  ただ、全体の話だったよね。それも含めて。 190 ◯名切文梨委員  それは課題と思っていないのか。 191 ◯川口 仁会長  思っていないのか思っているのか分からないけれども、一応そういう全体の質問だったので。 192 ◯名切文梨委員  はい。 193 ◯川口 仁会長  44番について説明願います。 194 ◯企画政策課長  成果といたしましては、産学公の若い世代で組織する地方創生推進プロジェクトが主体となり、都内フリーペーパーへの移住記事の掲載や、インフルエンサーによる情報発信、小田急電鉄車内などにおける広告掲載、SNSでの婚活セミナーの実施など、様々な対象者に応じた事業展開により、本市の魅力発信ができました。  課題といたしましては、さらなる転入・定住促進に向けた取組を推進するとともに、インスタグラムやツイッターなどのSNSを活用するなど、引き続き効果的な魅力発信及び交流の場の創出に取り組む必要があるものと認識しております。 195 ◯名切文梨委員  20代、30代を中心とした若い世代の転入促進と転出抑制を図るのが目的だというふうに資料にはあるんですけれども、実際に20代、30代の転出入の状況を数字でお示しいただきたいと思います。 196 ◯企画政策課長  20歳代、30歳代の転入転出数につきましては、転入者については目標値が6455人に対して実績値が6149人、転出者につきましては6664人の目標に対しまして実績値が5958人。転出者のほうのみ、抑制という意味では達成している状況でございます。ただし、今までの転出超過ではなく転入超過に転じておりますので、こちらについては事業の効果が現れていると考えております。 197 ◯名切文梨委員  もし数字が違ったら指摘していただきたいのですが、令和3年度の1月の20代、30代の人数と、12月の20代、30代の人数を比較したところ、1月から2月までで約300人減っている。295人、約300人減っている。全世帯で見ると106人しか減っていない。市が公表している人口の年代別だったらそういう数値が出てきたんですけれども、もし違っていたら指摘をしていただきたいのですが、そういうことを考えると、20代、30代はほかの年代に比べて人口が減っている。3倍も減っているというのを見ると、この効果というのはまだまだ十分ではないと考えますけれども、こういう見方からするとどういうふうに感想を持たれるのか、お伺いしたいと思います。 198 ◯企画政策課長  今おっしゃっていただいたようなピンポイントで月ごとの比較というのは、私は資料を持っていませんが、令和2年と令和3年の比較で転出超過、転入超過の数字を申し上げますと、令和2年の20歳代は、数としてはマイナス172人でございました。これが令和3年に関してはプラスの254人。同じく30代につきましては、令和2年がマイナス199人、令和3年はマイナス63人ということでございます。年で比較すると、20代は大幅に増えている、30代は減少傾向が緩和されているという状況でございます。 199 ◯名切文梨委員  その数値を基にすると今の2事業でいいということで、改めることはないと思うのですけれども、ちょっと違う角度から見て、この事業が本当に効果が出ているのかというのも検証の材料にしていただければなと思います。本当にこの事業は効果が出てこその事業だと思いますので、そこら辺を改めるきっかけにしていただければと思いますけれども、そこら辺はいかがでしょうか。 200 ◯企画政策課長  そうですね、この事業の効果を見ていくためには、やはり転入転出の状況、または出生率の状況、そういったものを見ていかなければいけないと思いますので、おっしゃられたような数字をきちんと見ていくということが必要であります。また、この事業だけでその目標が達成できるかというと、なかなかそこは難しいところもございまして、事業ごとの成果も当然評価しておりますけれども、厚木市全体でこういった取組を進めていくことによって、事業効果、今おっしゃったような転入転出の増というような効果が生まれてくるものと考えております。 201 ◯川口 仁会長  45番について説明願います。 202 ◯企画政策課長  成果といたしましては、本厚木駅前東口地下道内の柱に、第10次総合計画の策定に当たり公募したキャッチフレーズの最優秀作品を柱巻き装飾として設置することにより、明るく温かみのある印象に変え、地下道のイメージアップと、歩いて楽しい空間づくりができました。  課題といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、市民提案事業やイベントの実施が難しい状況等もありますが、創意工夫により、さらなる恒常的なにぎわいを創出する必要があるものと認識しております。 203 ◯石井芳隆委員  ありがとうございました。今、創意工夫をこれからも広げていきたいというお話をいただきました。イメージアップをしていく空間だよということで今言われたんですが、昨年度、実際に各企業、団体、警察だ、学校だ、いろいろなところが地下道に掲示できるようになっていますね。あれの管理について、前回、担当課にも聞いたんですが、一般市民の方から、要するに汚いよと。管理がそれぞれできていないのではないかというようなお話で、掃除はきちんとしてもらっているけれども、一つ一つの展示ケースのところが非常に汚いよね、見苦しいよね、何でやらないのというようなことがあって、お願いしたんですけれども、その対応をやっていただいたところと、やっていただけていないところ、それぞれにお任せで、警察は警察の所管、大学は大学、いろいろなところがそれぞれでやってもらうようにお願いをしますということでしたけれども、進んでいないようなところもあるように昨年度見受けられました。その辺について、やはりあそこを通って、皆さんが行ってみようかなという気持ちにしていけるかどうか、その辺の課題についての取組をどうされてきたのかをちょっとお伺いしたいと思います。 204 ◯企画政策課長  地下道の維持管理自体は道路部でやっておりまして、私どもはソフト事業のイベントとかそういったもののみの所管でございますので、実際にはそういったものに関わってはおりません。また、展示するロードギャラリーとかもありますが、そこも文化生涯学習課で管理されていて、当然市で管理しているものですから、汚い状況があってはいけないと思いますので、私のほうからも所管担当部にはよく申し上げておきますけれども、しっかりと維持管理ができるように努めていきたいと思います。 205 ◯石井芳隆委員  よく分かりました。所管がそれぞれ分かれていたので大変だったと思いますが、どこかでまとめてもらわないと、それぞれに違うから、違うからで、実際運用されているところだけしかできないような状況になっているわけですから、あの地下道そのものの空間をどうやっていくかということは、どこかが基準になるところをつくっていかないといけないと思っています。そういう要望だけしておきます。 206 ◯川口 仁会長  46番について説明願います。 207 ◯企画政策課長  成果といたしましては、インターネットモニターアンケート調査を実施し、これまでの子育て支援に関する事業の継続と拡充の必要性を再認識するほか、若者や女性が働きやすい環境の整備や支援の重要性を確認し、施策の方向性を検討することができました。  課題といたしましては、合計特殊出生率の上昇に向け、検討内容を踏まえた効果的な施策展開につなげる必要があるものと認識しております。 208 ◯石井芳隆委員  インターネットのモニターにアンケートを取って集計していただいたということであります。合計特殊出生率をもっと上げていくためにはということですけれども、これをインターネットでやった理由。要するに、それだけでやっていくものなのかどうか、その辺の考え方をお聞かせ願いたいんです。 209 ◯企画政策課長  出産ですとか子育てですとか結婚、そういったものに関する考え方をお聞きするアンケートを実施したわけですけれども、例えば無作為抽出で市民の方にぱっと送ってしまうと、やはり受け止め方が皆さんそれぞれだということもありますので、設問の内容によっては非常に傷つくというか、答えづらいような質問になってしまうことが想定されました。インターネットモニターですと、インターネット上でアンケートに御協力いただける方を募ってやる方法ですので、多くの人数は取れないんですけれども、御自身が納得してそのアンケートに答えていただいているという部分では、アンケートの内容に関する理解が高まるという部分もありまして、今回はインターネットモニターアンケートにさせていただきました。 210 ◯石井芳隆委員  よく分かります。そのアンケートは実際にどういうような形で意見が出てきて、何か市のほうでこれから検討していかなきゃいけない部分というのは発表されるんでしょうか、そこはどうなんですか。 211 ◯企画政策課長  アンケートの結果につきましては、議員の皆さんには既にお配りさせていただいておりますが、幾つかちょっと主立ったところを紹介させていただきたいと思います。  まず、厚木市は子育てしやすいまちであると思うと答えた方の割合は68%ということでありましたが、一方で、厚木市は共働きでも子育てしやすいまちであると思うか。思うと答えた方の割合は44.4%、その開きが23.6ポイントあったということでございます。また、この結果から、子育てしやすいまちという評価は一定の評価がされておりますが、共働きでも子育てしやすいまちという実感についてはまだまだ足りないものだと思っております。また、出産後に復職できる環境が重要であると答えた方が70%以上、また、若者や女性が働きやすい環境であると思うと答えた方が約30%ということで、そのあたりが課題であると認識しております。 212 ◯石井芳隆委員  私たちもいただいたんですけれども、これからそれを検討されながらどういうふうに進めていくかは今後の課題だと思うんですけれども、これは私どもはいただいたのですが、市民に対して、皆さんからこういう意見をいただいたというようなことは公表されるのかどうか、そこだけちょっとお伺いできますか。する予定があるのかないのかだけで結構です。 213 ◯企画政策課長  (注3)すみません、現在公表しているかどうか確認が取れていないので、後ほど申し上げさせていただきたいと思います。(注3-1を参照) 214 ◯川口 仁会長  47番、48番について、一括して説明願います。 215 ◯企画政策課長  成果といたしましては、東京2020大会に出場したサッカーニュージーランド代表チームの事前キャンプを受け入れ、オンラインによる選手との交流等を通じて大会に向けた機運を醸成するとともに、同大会で金メダルを獲得した7人制ラグビーニュージーランド代表選手を市内の学校に招待し、選手との交流や講話を通じて、未来を担う子供たちに夢と希望を与えることができました。また、共生社会ホストタウンとして、車椅子ラグビー日本代表選手を市内の学校に招待し、パラスポーツ体験や講話を通じて、子供たちが共生社会を学ぶ機会を創出いたしました。  課題といたしましては、これまで様々な交流を通じて培ってきたニュージーランドとのつながりを東京2020大会のレガシーとして、この先も絶やすことなく、さらに深めていくとともに、市民の皆様がニュージーランドを身近に感じていただけるよう取り組んでいく必要があるものと認識しております。 216 ◯井上 武委員  今御説明いただきまして、すばらしい活動をしていただいているなというのを実感しました。その中で、共生社会、国際理解を促進する目的があるということでありますが、これに対してどのような成果が得られたでしょうか、お願いいたします。 217 ◯企画政策課長  共生社会ホストタウンとしての事業の展開ということですが、高校生を対象といたしまして、車椅子ラグビーニュージーランド代表チームの選手との交流を実施しながら共生社会と国際理解について学び、同チームを受け入れる際のサポートメンバーを育成するUnity in Diversity NZ Programや、パラアスリートによるパラスポーツ体験講座、さらには日本財団パラスポーツサポートセンターが主催するあすチャレ!ジュニアアカデミーを市内小・中学校9校で実施し、共生社会についての理解を深めることができたものと思っております。 218 ◯石井芳隆委員  繰越明許になっている理由だけ教えてください。 219 ◯企画政策課長  これは東京2020大会が1年延期されましたので、そこでお越しになる事前キャンプの予定等が全て1年持ち越しになってしまったということで繰越しをさせていただきました。 220 ◯石井芳隆委員  ごめんなさい、もう一点あった。ニュージーランドの関係でこれだけやっていただいたのですが、委託事業という形になっていますね。この委託をされる業者は一つの会社になっているんですか。それとも、いろいろなところでばらばらで、それぞれの目的に合わせたところで業者と契約されたのか、その辺はいかがでしょうか。 221 ◯企画政策課長  この事業の委託先はあつぎオリパラプロジェクト実行委員会でございまして、様々な取組を進めていくに当たって市民協働で実施していこうということで、市民団体とか行政、教育団体、民間企業、様々な分野の代表者で構成されます産学官連携の体制をつくりまして委託しているということでございます。  (注3-1)恐れ入ります、先ほど石井委員からお話がありましたアンケートの結果についての公表でございますが、今、市民の方に公表はしておりません。内部で検討していくための資料として作ったということで、議員の皆さんには御提供させていただいていますけれども、今後必要があれば、市民の皆さんに知っていただく必要があると判断しましたら、公表ということも考えていきたいと思います。(注3を参照) 222 ◯川口 仁会長  49番について説明願います。 223 ◯企画政策課長  成果といたしましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、海外への渡航及び日本への入国が制限されたため、予定していた交流事業のほとんどが実施できませんでしたが、中国揚州市で開催された揚州世界園芸博覧会において本市のPRブースを出展し、本市の魅力を世界に発信したほか、本厚木駅前東口地下道ロードキャラリーにおいて友好都市紹介展を開催し、海外友好都市の魅力を市民の皆様に紹介いたしました。  課題といたしましては、新しい生活様式に対応した交流事業の検討を引き続き実施するとともに、海外友好都市との交流再開に向けて、各都市の状況や動向を把握し、相互の受入れ・派遣体制を確認するなど、準備を進めていく必要があるものと認識しております。 224 ◯神子雅人委員  次の国内事業と一緒に質問します。同内容なので。 225 ◯川口 仁会長  50番について説明願います。 226 ◯企画政策課長  成果といたしましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、当初予定しておりました交流事業のほとんどが中止となりましたが、市民の皆様が国内友好都市の物産を手軽に買えるよう、オンライン等を活用した国内友好都市物産販売を実施し、国内友好都市の魅力をPRしたほか、オンラインを活用した物産販売を各友好都市においても実施し、本市の魅力をPRすることができました。また、本厚木駅前東口地下道ロードギャラリーにおいて友好都市紹介展を開催し、国内友好都市の魅力を市民の皆様に紹介いたしました。  課題といたしましては、新しい生活様式に対応した交流事業の検討を引き続き実施するとともに、国内友好都市との交流再開に向けて、各都市の状況や動向を把握し、相互の受入れ・派遣体制を確認するなど、準備を進めていく必要があるものと認識しております。 227 ◯神子雅人委員  ありがとうございました。国際交流、国内交流ともにコロナ禍で大変苦慮しながらの運営だと思うんですけれども、こういったコロナ禍であるからこそ、オンラインであるとか、今までいろいろと打合せするのも、離れているから電話でやってきたんだと思うんですけれども、このオンラインを使うことによって、今回打合せをする中で新たに得られたものはありますか。
    228 ◯企画政策課長  オンラインを使った事業の検討というのも各友好都市としておりまして、その中で出てきた話では、実は実現はできていないのですけれども、オンラインスピーチコンテストを軍浦市あたりとはしたらどうだという話をさせていただいて、それはそれぞれ、日本の子供たち、軍浦市の子供たちがお互いスピーチをして、例えば軍浦市の方は日本語でスピーチをする、日本の子供は韓国語でスピーチをする、そんな工夫があってもいいのかなと思っていますけれども、それでお互い市長等がそれに対して評価するみたいなスピーチコンテスト。またはオンライン給食という話も出ていまして、給食の時間をオンラインで結んで、それぞれの名産品とか郷土料理を紹介する。厚木のこの料理を今日は給食で御用意しましたよ、いかがですかみたいな話を相互にする。そんなことも検討はしておりますが、やはりコロナの状況で、なかなか実現に至っていないというのが現実でございます。ただ、そういうアイデアが双方で話合いとして出ていますので、そういったものを研究して実施できればと思ってございます。 229 ◯神子雅人委員  新たな選択肢が増えたのではないかと思うんですけれども、ポストコロナをにらんで、対面と併せていろいろと研究いただけたらと思います。日本よりも海外のほうが、もうマスクを外して多くの人が集まっている状況をよくテレビ等でも拝見するんですけれども、揚州市、軍浦市、ニューブリテン市等諸外国から、さらにこういうことをしようというアプローチはあるんでしょうか。 230 ◯企画政策課長  実はコロナの間、交流ができない期間が相当あった中で、先方の担当者もまた異動があったりで交代しているようなこともあって、なかなか難しさはあるなと思っておるのですが、従前から話しておりますとおり、友好都市のお付き合い、交流というのは、もう引き続き変わらずしっかりやっていきましょうという確認が取れておりますので、近日、ちょっと今年度の話をして申し訳ありませんが、友好都市も行き来をして、実際の打合せをしっかりできて、交流につなげていければと思っておりますので、そんな話合いは順調にさせていただいております。 231 ◯川口 仁会長  ここで10分間休憩いたします。                 午前11時15分 休憩                ───────────                 午前11時25分 開議 232 ◯川口 仁会長  再開いたします。  51番、52番について、一括して説明願います。 233 ◯行政経営課長  成果につきましては、これまで職員が行っておりましたシステムへの入力業務などを、ソフトウエア上のロボットにより自動化する仕組みでありますRPAの導入業務を拡大したほか、手書きした文字や印刷された文字をスキャナーで読み取り、文字データへと変換し自動でデータ化するAI-OCRを新たに導入したことにより、業務の効率化、生産性の向上を図ることができました。  課題につきましては特にございませんが、業務の効率化、生産性の向上に向けて、継続的に取り組む必要があるものと認識しております。 234 ◯神子雅人委員  RPA、ロボティック・プロセス・オートメーション、導入当初から本当に期待しているものだと思うんです。この拡大をされたということですけれども、どんな分野、どんな業務で今までやってきて、AI-OCRの話も出ましたけれども、どんな業務で拡大できたのか、前回との比較というか、どの項目がどう増えたかを説明ください。 235 ◯行政経営課長  導入の経過について説明させてください。RPAにつきましては令和2年度から導入を開始いたしました。令和2年度の3つの業務に加えまして、令和3年度につきましては、市民税課、また収納課、介護福祉課、国保年金課、保育課、こちらの12の業務に新たに導入いたしました。具体的な効果でございますが、その導入によりまして、年間で1000時間の作業時間を削減することができました。 236 ◯神子雅人委員  先に質問することを答えられてしまったんですが、1000時間削減できたということですが、そこで、1000時間は人と金額にしたらどのくらいが削減できたんでしょうか。 237 ◯行政経営課長  1000時間の削減時間を人件費に換算しますと、約400万円となります。令和3年度にRPAを導入した経費は82万5000円でございますので、費用対効果については一定のものがあったと認識しております。人数については、すみません、後ほど答えさせていただきます。 238 ◯神子雅人委員  順次効果が現れていると思います。今回も拡大できたわけですけれども、この後、充当というか、利用可能な業務、どんな担当課のどの辺の業務が今後目玉というか、行政経営課としては狙っているのか、その辺をお聞かせください。 239 ◯行政経営課長  今、ライセンスの使用料をお支払いしております。こちらは一つのライセンスですので、一度に複数の業務を行うことはできません。ですから、今のライセンスの中で可能な業務、また、効果を見込める業務、こちらを選定していきたいと思っておりますが、今後は導入による削減の検証もしっかりとしていきたいと思っております。 240 ◯石井芳隆委員  もうおおよそのことは聞いていただきました。2つだけ教えてください。このRPAのライセンスの期間はいつ頃までか、ライセンスの期間と、それから、新しくいろいろ変わってくると思うんです。システムが新しくされた場合に、そういうのはその都度、今後の課題になろうかと思うのですけれども、どのぐらい考えていくのか、その辺のところをちょっとお聞かせいただけますか。 241 ◯行政経営課長  ライセンスの使用料につきましては単年ごとのお支払いということでございます。1年ごとです。今、石井委員がおっしゃったとおり、こういった情報化のシステムという部分は日々進化をしてまいります。ですから、先ほどの神子委員のお答えとも重複しますが、今のRPAによる効果を検証しつつ、新たな業務の効率化を図るためのツールについてもしっかりと考えていきたいと思っております。 242 ◯石井芳隆委員  結構です。やっていただければいいです。 243 ◯川口 仁会長  53番、54番について、一括して説明願います。 244 ◯情報政策課長  成果といたしましては、市民の皆様や本市を訪れる方々が容易にインターネットに接続できるとともに、災害時等における情報収集・発信時の利便性の向上を図るため、建設中の厚木北公民館、先行整備済みの厚木南公民館を除く14の公民館に、公衆無線LANサービスAtsugi Free Wi-Fiを拡大整備し、情報通信環境を充実させることができました。  課題といたしましては、より多くの皆様に御利用いただけるよう周知を図るとともに、整備した環境を安定的に運用していくことが大切であると認識しております。 245 ◯神子雅人委員  2つほど伺いますが、既存の14か所でアクセスをしているということですけれども、私はちょっと疎いので分からないのですけれども、アクセス数とかそういうのがどのくらいの経過なのか、数年来、始めた年からだと早過ぎるかな、この二、三年どんなものか、報告願います。 246 ◯情報政策課長  昨年度整備した14公民館につきましては、8月からスタートしておりまして、利用者数の延べ人数として2万3422人でございます。導入当初からの人数になりますけれども、平成30年8月からスタートしておりまして、令和4年3月31日までの状況でございます。登録者数が11万6829人、利用者数、こちらは延べ人数になりますけれども、118万2889人の方に御利用いただいております。 247 ◯神子雅人委員  すみません、詳しい話はこれからまた聞かせてもらいたいと思いますけれども、この数字だけでは把握し切れないと思うんですけれども、多くの方が利用していただいているというのは分かりました。ただ、このセキュリティーに関して、キーがあるわけではないので、基本的には脆弱であると思うんですけれども、そういうところを市民の方が間違って使ってしまったとか、間違ったことが起こってしまったとか、そういった情報を把握しているかとか、脆弱であるということを理解して使ってもらっているということが市民に伝わっているのか、その辺のところは今までの経過はどうですか。 248 ◯情報政策課長  セキュリティーの部分については、神子委員がおっしゃるとおり、皆様が、多くの方が利用する利便性のところで、ほかの自治体とか公共交通機関とかで採用している、いわゆるセキュリティーの低い、SSID、パスワードを求めないような形にしております。それに当たって利用者向けに、まず利用の前に登録をしていただくんですけれども、パスワード等、暗号化されていない通信になりますので、個人情報や機密情報を入れないように使ってくださいというような形で利用規約上に記載して、そちらのほうで納得して利用していただいているような状況でございます。 249 ◯高村真和副会長  公民館への無線LANの設置、ありがとうございます。非常に大勢の方に使われていることが今の御説明でよく理解できました。ありがとうございます。ただ、利用者の方から、部屋によっては電波が届きにくい部屋があるということもちょっと聞き及んでおりまして、2階までは届くけれども、3階の会議室まで届かないとか、そういった御意見も出ていて、その辺のところはお話を聞かれているのか、あるいはその辺の改善対策は考えていらっしゃるのか、御説明をお願いいたします。 250 ◯情報政策課長  基本的には各公民館1階と2階に1台ずつつけて、設置する際にはなるべく多くのところに届く一番最適な場所で電波調査をさせていただいて、そちらのほうに設置させていただいております。会議室の端のほうまで行ってしまうとなかなか届かない部分もあったりするようなことがあれば、やはり公民館とかと調整が必要であれば、その辺は整理させていただければと思います。 251 ◯川口 仁会長  55番から58番までについて、一括して説明願います。 252 ◯情報政策課長  成果といたしましては、市民の皆様が情報通信技術の利用方法を学ぶことができる場として、当初、62講座150回のパソコン講座を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響から18講座50回の開催となり、延べ365人の方に受講をいただきました。また、パソコン操作等に関する個別相談を行っている地域のボランティア団体と連携を図りながら、コロナ禍でも市民の皆様の情報活用能力の向上に寄与することができました。  課題といたしましては、現在の情報通信機器の利用状況はスマートフォンが主流となっていることから、パソコン講座の受講は減少しています。一方、情報セキュリティーや情報活用能力の向上に対する取組は重要であり、講座の内容をスマートフォン講座へ変更することや、実施場所の見直しなど、市民ニーズに合わせた講座の実施が必要と認識しております。  なお、情報化社会の実現に向けて、地域の情報化に寄与するという情報プラザの所期の目的はおおむね達成されたと考えられることから、今後、廃止に向けて市民の皆様の意見を反映させるため、厚木市市民参加条例に基づき、手続等を進めてまいります。 253 ◯松田則康委員  情報プラザは長年廃止すべきだと申し上げてきて、ようやく決断をされたということは評価したいと思います。いずれにしても、目的はもう達成されているというのは事実だと思いますし、コロナ禍でなくても、もう今や時代が時代で、情報関係についてはもう日進月歩。先ほどからお話のあるとおり、パソコン教室ももう既に業者のほうが優先してやっているようですから、そういう意味では厚木市でやる意味も、もう今はないのかなと思います。そういう意味では、あそこの場所も含めて、もう閉めていく方向でいいと思うんですけれども、これは2700万円ぐらいかかっていますよね。これは今年も多分かかるんだろうけれども、そういう意味では、今までかかってきたお金も含めて資産価値として、今、閉めるとおっしゃったけれども、多分売却ということになるかもしれないけれども、あそこを買ったときの値段とか参考に……。多分何億円だったと思うんだよね。覚えていないよね。たしか6億円とか、そのくらいの額がしたような気がするんだけれども、分からないでしょう。 254 ◯情報政策課長  当時、平成10年になるんですけれども、倉庫部分と事務室部分でそれぞれ取得価格をこちらのほうで把握しております。税抜きで事務室部分につきましては5億285万円、倉庫部分が1520万円ということになっております。 255 ◯松田則康委員  分かりました。ただ、多分時代が変わっているので、同じ値段で売れるかどうか分かりませんけれども、いずれにしてもそういう方針が出たということですから、ある意味では感謝したいと思います。 256 ◯名切文梨委員  廃止の方向でといういうことで、一歩ずつ進めているんだなという印象は受けました。その一方で、情報リテラシーの格差への行政としての対応も課題というふうにずっと言われてきたんですけれども、この1年の事業を通じて、そういった課題をどういうふうにしたかということは、どのような評価をされたのかを伺います。 257 ◯情報政策課長  セキュリティーというのは、日々いろいろな形でサイバー攻撃とかがありますので、そういったところで市民の方々が被害に遭わないように、そういった部分を伝えていかないといけないところがあります。そうした際に、それをどこでやるかというところもありますので、まずターゲットとして、今まではパソコンを使う人に情報プラザに来ていただいてというところがあったんですけれども、やはり市民アンケートとかを取りますと、利用状況からすると、当然機器としてはスマートフォンがメインターゲットになりますし、やはり近くの公民館とかでやってほしいというようなニーズもありますので、実は本年度、もう既に開始しているんですけれども、スマートフォンの利用講座とかを始めていますので、今後についてはそういった方向で進めていければと考えております。 258 ◯名切文梨委員  ということは、今までやってきたことも違う形で継承できるということで、行政としての対応ができるということを確認させていただきました。ということでいいですね。 259 ◯情報政策課長  そうですね、今後も引き続き続けていきたいと考えております。 260 ◯川口 仁会長  59番について説明願います。 261 ◯情報政策課長  成果といたしましては、行政事務の円滑かつ効率的な執行を支える庁内ネットワークや関連機器等を適切に運用、維持管理することができました。  課題といたしましては、システムトラブル等により業務に影響を及ぼさないよう、情報セキュリティーを確保した上で、安定的な運用の維持管理に努めるとともに、新たな情報通信技術に関する動向を捉え、さらなる業務の効率化を推進する必要があると認識しております。 262 ◯名切文梨委員  職員のテレワークの活用状況についてお示しをいただきたいと思います。また、会議等の活用もされているのかということも確認します。 263 ◯情報政策課長  テレワークについては後ほども出てこようかと思うのですけれども、活用状況としましては、昨年度、実証実験と位置づけて入れさせていただきまして、状況としては、合計で利用人数216人、利用件数としては586件、延べ利用日数としては3738日の利用実績となっております。 264 ◯名切文梨委員  これが進んだのはコロナもきっかけになると思いますけれども、働き方改革で在宅勤務ということも入れますと、これをきっかけにして進めていかなければならないと思うんですけれども、まだ実証実験の範囲なのか、それとも本当にもう活用できるところまで、この令和3年度で道筋ができたのかということを伺いたいと思います。 265 ◯情報政策課長  実証実験としましては令和3年度で終えまして、今年4月から本格導入という位置づけで、通常運用という形で既に進めさせていただいております。 266 ◯名切文梨委員  ちょうどコロナがすごくはやっていたときに、一般質問の聞き取りをするときに、できればズームでお願いしたいと言ったら、そんなことを言ってきた議員は初めてで、僕たちもやったことがなくてということで、それが情報政策課の方だったような気がするのですけれども、すごく困っていらっしゃったので、先ほどもちょっと市民対話の事業でも言いましたけれども、そういった外部等様々なところで、コロナに関係なく、今はこういうものを使ってよりよい行政運営もできると思いますので、そういったことは積極的に進めていきたいと思いますけれども、お考えをお伺いしたいと思います。 267 ◯情報政策課長  昨年度の実証実験の中で利用している職員に職員アンケートをして、どういったところが課題かというところでアンケートも取っています。その中で、名切委員のお話があったズームの会議とか、そういったものがテレワークの端末でできないというようなところもありましたので、テレワークの端末と併せて、本年度から、そういったウェブ会議ができるタブレットを一緒に必要に応じて貸出しするような形で進めております。 268 ◯川口 仁会長  60番について説明願います。 269 ◯情報政策課長  成果といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策や災害対応など有事の際に行政機能の維持を図るとともに、多様な働き方を実現する働き方改革の一環として、実証実験の位置づけで導入したテレワークシステムについて、安定した運用を実現することができました。  課題といたしましては、引き続き情報セキュリティーを確保した上で、安定的かつ効果的な運用を行うとともに、災害時等の有事の際に不足することなく活用できるよう、テレワーク環境を整備する必要があると認識しております。 270 ◯神子雅人委員  一つだけ伺います。先ほど数字的なものは少し説明があったので、テレワークを行った部署と、行政としてテレワークがかなうような部署というか、今後そういうことを進めていく中で、検討している中に必ずそれは出ていると思いますので、どんな考えで順次進めてきたのか。今後のことはあまり聞いてはいけないけれども、話せる範囲でお願いします。 271 ◯情報政策課長  部署につきましては、多寡はありますけれども、幅広く利用いただいているところがあります。手元資料で把握している中では、道路管理課が一番多く使っておりまして、次に健康長寿推進課、健康づくり課、そんなところが多いところでございます。今後の進め方につきましては、災害時とかの利用はあまり想定していないのですけれども、そういったときにテレワーク端末等が不足して、これが市民サービスに影響がないような形でということで、そこの部分をケアしていきながら整備するとともに、必要な部分については拡充していきたいと考えております。
    272 ◯川口 仁会長  ここで説明員交代のため、暫時休憩いたします。                 午前11時47分 休憩                ───────────                 午前11時49分 開議 273 ◯川口 仁会長  再開いたします。  61番について説明願います。 274 ◯職員課長  公務災害補償事業につきましては、厚木市の議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例に基づき、議会の議員やその他非常勤の職員の公務上または通勤途上の災害に対する補償などを行うものでございます。  成果につきましては、公務災害発生時、迅速に対応できたものと考えております。  課題につきましては、公務災害の発生防止、再発防止であり、安全な職場環境づくりに職場全体で取り組むよう、引き続き意識啓発や指導をしていく必要があると考えております。 275 ◯石井芳隆委員  ありがとうございました。今言われたとおり、防止するためにいろいろな意見も聞きながらやっていくということで聞かせていただきましたけれども、まず最初に、令和3年度の中で公務災害の件数と、細かい内容までは必要ないですが、ある程度の内訳、その辺のところをちょっとお聞かせいただければと思うのです。 276 ◯職員課長  公務災害につきましては、令和3年度32件発生しており、内訳としましては、職務中が25件、通勤中が7件となってございます。発生状況でございますけれども、職務中によるものとしましては、階段や廊下での転倒が9件ございました。また、児童や保育、介護等の従事中が4件、その他ごみ収集、また、医療行為中にも発生をしております。また、通勤中に関しましては、オートバイや自転車での転倒というものがございました。 277 ◯石井芳隆委員  詳しい内容、ありがとうございました。次に、公務災害について、どのような対策を行っておられるのか、庁内での対応、対策についてお聞かせいただけますか。 278 ◯職員課長  対策でございますけれども、労働安全衛生法の定めによって、安全衛生委員会というものを各職場に設置しております。その中で月に1回、職場環境とか職員の健康に関する事項を話し合っております。また、産業医による職場巡視というものを年に2回行っておりますので、そういうことを行うことによって職場環境を整えるように努めております。また、その他といたしましては、労働災害の防止活動の期間がございますので、そういうときを利用しましてリーフレットの配布とか、各所属職員等への公務災害防止に関する啓発というものを行っております。 279 ◯石井芳隆委員  ありがとうございました。産業医の方が年2回やっておられるのは大事なことだと思うので、いろいろな面で皆さんの意見を聞いてもらうことが大事だろうと思いますから、お願いしたいと思います。  最後になりますが、公務災害が起きた場合、先ほどもお話しいただいた中に入るかも分かりませんが、再発防止の取組、要するに発生したときの対応と、それからそれに対する防止の取組、その辺の考え方、進め方をお聞かせいただければと思います。 280 ◯職員課長  事故が発生した場合でございますけれども、まず所属長のほうで事故の原因を十分に検証していただいて、そちらの報告書を職員課に出していただくような取組になってございます。また、事故が発生してその報告書が来たときに、全庁的に共通するような事故につきましては、先ほどお話ししました安全衛生委員会に情報を提供いたしまして、職員全体が共有できるような制度設計というか、共有化できるような形を取っております。 281 ◯川口 仁会長  62番について説明願います。 282 ◯職員課長  職員健康管理事業につきましては、定期健康診断をはじめ、予防接種、健康相談等を実施いたしました。  成果につきましては、職員の健康管理の維持増進につながったものと考えております。  課題につきましては、病気の早期発見、早期治療につながるよう、健康診断の受診率のより一層の向上を図るとともに、健康相談につきましては、相談者が相談しやすい環境づくりに努めることが必要であると考えております。 283 ◯石井芳隆委員  簡単で結構ですので、定期健康診断をやってもらっていますよね。それぞれ行けるところ、それから下でもやってもらったりしていますけれども、実際に健康診断を受けられた方たちがどのぐらいの割合になっているのか。それを受診された後にいろいろな状況が出てくると思うんですけれども、それについての対応は、内部で、要するにどういうところでどういうふうに対応されているのか、ちょっとお聞かせいただけますか。 284 ◯職員課長  受診の状況でございますけれども、職員の健康診断の受診率につきましては90%となってございます。また、定期健康診断に替えることができる人間ドックの受診者を加えますと94.2%という数字になってございます。また、受診後の対応につきましては、職員課から通知をいたしますので、必ず健康診断の結果を御自身で見ていただきまして、御自身の健康状態を把握する。そして再検査とか精密検査、そういうような項目があった場合には、きちんと御自身で受けていただくような体制を整えているところでございます。 285 ◯石井芳隆委員  そういう体制を取ってもらって、それぞれ自分の健康管理を市と一緒になってやってもらっていると思うのですけれども、職場で、身体的以外に、メンタルの部分というのは結構あるのではないかなと思うので、その辺についての対応というのは前にも1回質問したかなと思うんです。先ほども言いましたけれども、産業医の方が、仕事の内容とかいろいろなことに対して一緒になって話に乗ってくれるというか、相談を受けてもらえるのですが、その辺について、産業医との連携はどういう形で今動いていて、昨年度はどのぐらいあったのか。数字が出なければ出ないで結構ですけれども、対応をお聞かせいただきたいと思います。 286 ◯職員課長  健康相談の相談体制ということでございますけれども、庁舎内において、産業医によるメンタルの相談というのは月1回必ず行っております。また、産業医以外にも、公認心理師をお願いいたしまして、こちらもメンタル相談を月1回行っております。また、メンタル相談の相談件数でございますけれども、産業医のメンタル相談が85件ございました。また、公認心理師によるメンタル相談といたしましては73件、御相談がございました。 287 ◯川口 仁会長  63番について説明願います。 288 ◯職員課長  職員事務経費につきましては、人事給与システム運用支援や職員採用試験の委託料が主な経費となってございます。  成果といたしましては、人事給与システムを利用し、円滑に職員の人事や給与管理がなされ、組織の活性化に寄与するとともに、職員採用について幅広く受験生を募集し、意欲と情熱のある職員の確保につながったものと考えております。 289 ◯松田則康委員  職員事務経費を選んだのではなくて、今おっしゃられた職員採用についてお聞きしたいということで、事前のお話のときにもそういうふうに言っておいたんだけれども、それがこの職員事務経費だと聞きましたので、この成果をお聞きしたんですけれども、と申しますのは、このことについても、ちょっと遡ること大変昔なんだけれども、ちょうど私が1期目を終わる頃が28年ぐらい前なんです。28年前というと、3代前の市長の5回目の選挙のときなんだけれども、このときがやはり一番採用が多かったんです。当時は2年に1回しか職員を採らなかった。さらに、4年に1回、選挙の前だけ大量に採る。そういうやり方をしていたんです。それは議員として指摘をしました。次の市長のときには直ったと思います。相当直ったと思います。だから、考えられなかったんだけれども、一番問題だったのは、そのときに親子面接をやっていたというのが、とんでもない話だなと思ったので、やめてくれと言いまして、次の市長はすぐやめましたと言ってくれました。だから今はやっていないと思うんです。  それとは別に、こんなことが起こるとは思わなかったのが、二十数年前に採用した人が、要するにぼかっと多くいて、いない時期があってということがあるので、毎年の退職者の幹部の皆さんがすごい多いときと少ないときが出ちゃったんですね。そういうことは今になって気づくんですよ。だから退職で3億円使ったときもあれば、2000万円、3000万円で終わっちゃったときもあるみたいな、そんなことが今になって起こるんです。その頃は絶対考えられなかったことなんだけれども、それは皆さんのせいでもないし誰のせいでもないのかもしれない、もうこうなっちゃったらね。だけれども、そういうやり方をしちゃいけないよという一つの大きな、昔のそういう話は、それなりに参考として聞いておいてほしいんだ。誰が何と言おうとそんな採り方をしちゃいけない。そんな採り方はしていないのが当たり前なんだけれども、現在そういう採らなかったり採ったりなんていうことはやっていないだろうねと。毎年のこの経費は大体同じぐらいなのかとか、そういうことも含めて御答弁いただきたいと思います。 290 ◯職員課長  採用計画につきましては、毎年、定年退職、普通退職、早期退職、退職される方がいますので、こちらを見込みまして、まずしっかりと補充をしていくことを一つの方針としております。また、それに加えまして、今、松田委員から御指摘があったように、年齢構成に偏りが出ないように、できる限り平準化した採用をしていくことが大切であると考えておりますので、そのようなものを中心としまして採用計画というのを進めて、計画的な採用に努めているところでございます。 291 ◯松田則康委員  ありがとうございます。もう一点だけ最後に、当時は、新卒採用というのは今でも変わらないと思うんですけれども、25年間、年金をかけられるというのが条件だったので上限年齢が決まっていた。今でも多分そうなんでしょう。だけれども、今の時代、やはりそれぞれの能力に合わせた中途採用をやっていられると思うんですね。以前はそれもなかったんですよ。そういう意味では、今おっしゃられた中の世代がいないところに中途採用を採るとか、そういうことも可能になっていると思うので、そういう考え方も今お持ちなのかどうか。 292 ◯職員課長  まず、一般的な採用につきましては、もちろん年齢制限というものを設けまして、採用試験を行っております。しかしながら、松田委員から今御指摘があったように、年齢構成とか職種間のバランスが崩れている世代というのが確かにございますので、こういった部分に関しましては、例えば受験年齢を高く設定しているもの、あるいは年齢制限を設けずに行うことができる社会人枠とか任期付きの採用を活用しながら、平準化に努めていきたいと考えております。 293 ◯川口 仁会長  64番、65番について、一括して説明願います。 294 ◯職員課長  職員研修事業につきましては、庁内研修と派遣研修がございます。庁内研修につきましては、基本研修19講座651人、特別研修14講座773人、合計33講座を1424人が受講しております。また、派遣研修につきましては、75講座に102人を派遣しております。  成果といたしましては、職員が職務遂行のために必要な知識及び技術を取得し、担当業務が円滑に実施されたものと認識しております。  課題といたしましては、コロナ禍の中、時代の変化に対応した研修体系及び研修内容を検討していくことが必要であると考えております。 295 ◯石井芳隆委員  一点だけ。職員研修のどういうところに重点を置いておられるのか、その辺をお聞かせください 296 ◯職員課長  職員研修につきましては、今ちょっとお話しさせていただいたのですけれども、庁内研修と派遣研修というのがございます。庁内研修につきましては、組織全体に目を向ける意識や土壌を醸成する研修を実施しながら、自ら考え、行動できる力を養えるよう、そこに重点を置いて研修を実施しております。  また、派遣研修につきましては、庁内では実施することができない高度な専門知識・技術習得のために職員を派遣しており、行政需要の複雑化、高度化とよく言いますけれども、そちらに対応できるような人材を育成することに重点を置いて実施をしているところでございます。 297 ◯川口 仁会長  66番について説明願います。 298 ◯行政総務課長  個人情報保護制度につきましては、個人情報保護審査会から御意見をいただきながら、おおむね適正に運用することができました。  課題でございますが、先日の一般質問でも個人情報の漏えい事案が取り上げられましたが、システム上の不備や人的ミスにより漏えい等の事案が発生していることは憂慮すべき事態であると認識しております。個人情報保護制度の新制度への移行を前に、市民の皆様により一層安心していただけるよう、個人情報を取り扱う全ての職員が個人情報保護の重要性を再認識し、保護を徹底していくためのより効果的な研修や指導、助言を行うことで、制度の適正な運用に努めてまいります。 299 ◯石井芳隆委員  今、防止のためのいろいろなことをやっていくよというお話をいただきました。実際に個人情報の漏えい防止対策として行っている内容、どういう形で動いているか、それから、事案が発生してはいけないのですが、発生した場合の再発防止策というのはどういうふうにお考えで内部で進めていくのか、その辺をお聞かせいただけますか。 300 ◯行政総務課長  まず、日頃の防止対策といたしましては、情報セキュリティー対策といたしまして、個人情報を取り扱う部署を対象とした情報セキュリティー点検や、全職員を対象といたしましたセルフチェックを毎年実施しております。また、新採用職員及び新任係長職を対象といたしました個人情報保護制度の研修におきましても、常に危機管理意識を持ち、適正に個人情報を取り扱うよう指導しているところでございます。  また、漏えい事案が実際に発生してしまった場合には、再発防止策といたしまして、人的ミスによるものは業務手順を再確認するとともに、システムの不備については早期に改修を実施いたしまして、また、庁内で共通認識を持てるように、注意喚起のための通知を行っているところでございます。 301 ◯川口 仁会長  ここで午後1時まで休憩いたします。                 午後0時08分 休憩                ───────────                 午後1時00分 開議 302 ◯川口 仁会長  再開いたします。  67番について説明願います。 303 ◯財政課長  例年の予算編成に当たりましては、当該事業の決算や当年度の執行状況についてヒアリングを行いまして、予算案を調製しております。また、当該予算の執行につきましては、最少の経費で最大の効果が得られるよう、議決後に通知をしているところでございます。 304 ◯名切文梨委員  先日の一般質問でも触れましたけれども、令和3年度に作成した配付用会議録は、一冊も設置場所に配架されず、倉庫に積んだままです。その状況を財務部が御存じなかったことは財務部長の御答弁で分かりましたが、分かった上での評価、そして見解を伺います。 305 ◯財政課長  一般質問のときにも今御指摘いただいたお話をいただいておりまして、財務部長からもお答えをさせていただいたところでございますが、その運用の状況につきましては、私どものほうでもできる限りの把握はさせていただいているつもりでございます。効果が得られるような執行に努めていただくように、それぞれの課にはまた改めてお願いをしていきたいと考えております。 306 ◯名切文梨委員  努力をされるということで、その努力がどう反映されるかというのは、そこまで見届けるということでよろしいですか。 307 ◯財政課長  先ほど1段目のところでお話ししましたとおり、執行状況等を予算編成のときにしっかりと聞き取りを行っておりますので、そこのところで精査をしてまいりたいと考えております。 308 ◯川口 仁会長  68番、69番について、一括して説明願います。 309 ◯財政課長  財政調整基金につきましては、積立金が26億6290万1658円、取崩し額が26億3796万4923円となりました。これによりまして令和3年度末現在高は152億9262万2579円となり、令和4年度に実施する学校施設整備基金の積立金の20億円の財源として活用することができました。
     課題といたしましては、普通交付税の不交付団体である本市においては、社会情勢等による税収の増減が直接予算執行に影響を与えることや、税の還付、緊急的な支出及び国の制度改正に備える必要があることから、一定程度の現在高を確保する必要があることと考えております。 310 ◯松田則康委員  財政調整基金の積立金なんですけれども、今の御説明で、昔と違うなということがまず第一に分かりました。ということは、こういう形での積立金とか財調とかというのは、繰越金もそうなんだけれども、そんなに残しちゃいけないという時代があったんですよ。それは右肩上がりでずっと税収が伸びていた時代は、もう使い切らなきゃいけないみたいな時代があって、それこそ厚木というのは税収がすごくあった時代で、湯水のごとく使っていたと言ったらちょっと語弊があるかもしれないけれども、現実はそうだった。残しちゃいけないよという時代があったから、積立金の上限はどのくらいと議会で聞いたことがあった。そうしたら、30億円ぐらいと言ったんだよね。今26億云々というから行ってはいないんだけれども、でも、トータルでいけば積立金も百何十億円になっているでしょう。それから、基金もそうなんだけれども、繰越金もそうだよね。繰越金の取崩しなんかも全部やっているだろうけれども、そういうルールとか上限幾つとかというのは、今はもうないと言っていいのですか。 311 ◯財政課長  財政調整基金の金額の上限というお話でございますけれども、金額が幾らというよりは、標準財政規模というのが、毎年のように数字が変わるのですが、これが示されてきます。この額が厚木市の場合は500億円前後なのですが、これをベースにしまして、一般的にはその標準財政規模の1割程度と言われております。1割、50億円。しかしながら、厚木市は先ほど申し上げたとおり不交付団体でございますので、与える影響が大きいことから、2割程度を目標に、今のところは積立てをさせていただきたいと考えております。 312 ◯松田則康委員  今はそれだけ伸びたという理解でいいのかな。現実問題、私が監査を1回目にやったときには、全国都市監査委員会で、繰越しを担保することができれば単年度じゃなくてもいいよと初めて全国で許された時代で、帰ってきてすぐ、もう厚木市もやるべきだということで、5年リースとか4年リースとか、そういうことが可能になったんだよね。その前までは単年度決算で、全部使い切らなきゃいけない時代だった。今はそういう使い切らなきゃいけないというルールは、もう全くないと言っていいでしょうね。財務部長がうなずいているからそうなんでしょう。でも、そうなると、野放図に莫大な基金を抱えて、いわゆる預貯金が増えていってしまうということも、懸念しなきゃいけないこともあるので、やはり自分たちの自粛じゃないけれども、自分たちの基準もつくるべきではないだろうかと思うんだけれども、いかがですか。 313 ◯財政課長  まず、財政調整基金の関係につきましては、先ほどお答えしたとおり、標準財政規模の2割程度ですので、100億円ちょっとぐらいのところが今考えているラインでございます。それ以外に繰越金のお話も今出ておりますけれども、繰越金につきましては、当該年度の執行状況によりまして当然額が上下いたしますので、そこについて、私どものほうとしては、不要なものについてはしっかりと残して翌年度の財源にしてほしいというお願いをさせていただいておりますので、そういったところで御理解いただければと考えております。 314 ◯松田則康委員  最後にしますけれども、おっしゃるとおりだと思うんですよ。私も本音を言えば、無理に今年度使わなきゃいけないなどという考えをすると、無駄遣いが増えると思う。そういう意味からいったら、お預かりしている大事な血税ですから、やはり大事に使うべきだし、有効に使えるような方法を考案して、それを使うべきだと思います。ただ、あまりにも貯金に回すというのもいかがなものかと思いますので、その辺の基準は、今後、課題として捉えていただきたいと思います。 315 ◯名切文梨委員  この財政調整基金積立金のうちのふるさと納税等分が10億円ほどありますけれども、これは翌年度に使うと思うのですが、でも、令和3年度にここに積み上げたもので、この財源はそれぞれ寄附者が、一つは特に特定しないというのはあるんですけれども、16のメニューを望んで寄附をされたものなんですね。その中には、経済的に就学困難な生徒たちへの支援事業に使ってもらえるんだとか、防災に使ってもらえるんだとか、そういう思いを込めてされていると思うんですが、この寄附額がなければこの事業ができないという事業があるのか。それとも、この寄附額がなくても最初からやる、一般財源を充ててやる、ただ寄附額があったなら一般財源をほかで使ってここに入れるというのであるならば、ちょっとその人たちの思いというのは十分生かされていないのかなと思うんですけれども、この寄附額がなければその事業ができない、または縮小せざるを得ないというメニューがあるのかどうかを確認したいと思います。 316 ◯財政課長  寄附がなければできない事業というものはないものと認識しております。そこの寄附で浮いた分といいましょうか、本来一般財源を充てるところの財源につきましては、先ほど前段の財政調整基金のところで松田委員の御質問にお答えしたところとも関係があるんですが、必要なものは当然使わせていただきますが、そうでないものにつきましては、将来負担の軽減等に回させていただきたいと考えております。 317 ◯名切文梨委員  ということは、お金に色はついていないので、それぞれの事業に充てられると思って寄附をされても、確かに充てられるかもしれないけれども、実は貯金に回されているというような捉え方もできるのかなと考えます。もともとあった事業で、例えば経済的に困難な生徒への支援事業が、このふるさと納税があるがために倍の額で支援ができるとか、そういうのであるならば、この寄附者の思いが本当に目的にストレートに生かされるのかなと考えるんですけれども、そこら辺の思いと執行状況の差というのをどうしても感じてしまうんですが、そこら辺の御説明をいただきたいと思います。 318 ◯財政課長  寄附者の方からいただいた寄附額につきましては、先ほど来御説明させていただいていますとおり、事業に充てさせていただく形でございます。その額を、今御提案だと思いますけれども、いただいたように、例えば支援をする額を増やすといったような対応をしますと、翌年度以降また減ってしまう。いわゆる持続可能な状況にならなくなると考えておりますので、事業としてはできる限り安定的な事業運営をするために、その財源というのは確保すべきだろうと私は考えております。 319 ◯名切文梨委員  であるならば、わざわざこんなにメニューをする必要もないのかなというふうに思うんですね。その寄附がなければ翌年ができないというのであれば、寄附者は、自分の寄附が生かされているんだなというものになると思うんです。ですけれども、寄附があってもなくてもできるけれども、その分、一般財源を使わなくて済んで、それが貯金に回せることになったとなると、これはちょっと寄附者の思いと違うのかなというふうには思いますので、そのことだけは申し上げておきたいと思います。 320 ◯川口 仁会長  70番から73番までについて、一括して説明願います。 321 ◯財政課長  ふるさと納税制度を活用し、本市の魅力や地場産品のPRができたことにより、多くの個人及び団体の皆様から多くの寄附が寄せられました。一方、本制度は個人市民税の税額控除が受けられることから、税収が減少する要因となっており、5.8億円の寄附控除額となりました。また、返礼品代など関連経費が4.3億円だったことから、差し引きしまして、約0.2億円のマイナスとなったところでございます。  課題といたしましては、本市の貴重な財源となってはいるものの、現在のふるさと納税制度が、寄附を通じて地域を応援するという本来の趣旨からやや逸脱していることや、高所得者の節税となっている側面があることでございます。 322 ◯石井芳隆委員  このふるさと納税推進事業費についてですが、今、財政課長からいろいろお話をいただきました。自主財源として活用されているよと言いながらも、非常に難しい状況にあるというのは分かりましたけれども、返礼品についてお伺いしたいのです。返礼品は、基本的には地場産、地元のということが基本的になっていると思うんですが、厚木産の返礼品として出した品目と金額が分かるのかどうか。まず1点目、それをお伺いしたいのですが。 323 ◯財政課長  まず返礼品の数でございますけれども、令和3年度におきましては、大体400品ぐらいの返礼品数を用意させていただいております。中身といたしましては、化粧品であったり、家具であったり、あとは電化製品、そういったものが多くございます。また、人気のものといたしましては、先ほど申し上げた化粧品というのが、返礼品の希望としては多いような状況になってございます。 324 ◯石井芳隆委員  了解しました。これは一括業務代行ということで委託をしていますね。この委託先の選定というのは、どういう形で選定されているのか。やはりある程度決まったところしか応札できないのか。入札でやるのか、それともどこか1か所しかないとか、いろいろそういう難しいところもあると思うんですが、この辺はどういう経緯で委託先を決めているのか。 325 ◯財政課長  委託先につきましては、現在、ふるさと納税の一括業務を受け付けていただけるような業者にお願いをしている状況でございまして、近年、ふるさと納税がいわゆる一般的な状況になりつつありまして、そういうものを応需していただける業者も増えたように聞き及んでおりますので、今後、見直し等をするときに、そういうところについては点検をしてまいりたいと考えております。 326 ◯石井芳隆委員  最後にします。このふるさと納税の関係で、やはりいろいろなところの返礼品がだんだん高額なものになってくるような状態で、地域としては、ありがたい反面、大変な負担になっているというのが、日本国内いろいろなところで出ていますね。国が令和元年6月に制度改正をしましたね。過剰な返礼品の規制を行っていくということで、寄附金の3割以下で、なおかつ地場産にすると。この地場産が少し曖昧なところもあるかも分かりませんが、前は、管轄、要するに県内とか、それに近いようなところはオーケーだったのが、今度はそれはできないというか、ある程度規制をかけるということになっています。これは令和3年度ですけれども、これについて今後はどういうふうに考えていきながら進めていかれるのか、課題としてあると思うんです。その辺はどうでしょうか。 327 ◯財政課長  今御紹介いただきましたとおり、返礼品につきましては地場産品に限るというルールになってございます。しかしながら、運用上、圏域内で広域で返礼品を指定しても構わないというルールも一方でございますので、厚木市としてはそういうものは採用しておりませんけれども、そういったルールもある中で、今後、国の通知に基づいて、ルールはしっかり守りながら運用していきたいと考えております。 328 ◯名切文梨委員  寄附額およそ10億円、そのうち委託料が1億1000万円ということで、これは何とか職員でやっているところ、先日、一般質問で申し上げたけれども、岐阜県関市ではたった2人の職員で48億円の寄附額を達成しているというのを見ると、まだほかのやり方もあるのかなというふうには考えます。返礼品の充実も大事ですけれども、それとともに返礼品の見せ方とか広報の仕方というのも大切ですし、そういったことができる職員を募る、または育てるということも大事じゃないかなと考えますけれども、その辺の見解を伺います。 329 ◯財政課長  ふるさと納税の事務に係る経費につきましては、今お話しいただきました職員、会計年度任用職員を1人雇用させていただいておりまして、その者の経費が主なものになってございます。それ以外に必要となる経費、先ほど返礼品のところで3割と申し上げましたけれども、その他事務経費を含めて5割を超えてはならないというルールの中で全国的に運用させていただいているところでございますので、どちらの自治体についても同じような状況かなと考えております。 330 ◯名切文梨委員  もちろん適正でしょう、国が示した額では適正ですけれども、先ほど財政課長もおっしゃったとおり、最少の経費で最大の成果を上げるという視点で考えると、本当に適正なのかなというような感想も少し持ちます。適正なんでしょうけれども、改善の余地はあるかなというようなこともありますので、そういった改善も含めて、今回の令和3年度の運用状況を検証していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 331 ◯財政課長  令和3年度の結果を踏まえまして、私ども、令和3年度につきましては、ふるさと納税のサイトを2つ活用させていただいておったのですけれども、大変申し訳ないですが今年度の話になってしまいますけれども、最近、コロナ禍において一般的になりつつありますネットショッピング、いわゆるECサイト、こういったものも活用しながら、寄附金の確保に努めてまいりたいと考えておるところでございます。 332 ◯松田則康委員  もう聞いたからいいのですけれども、一つだけ。ふるさと納税という名前で近年話題になって、東大阪だか、あっちのほうの市が国から目をつけられているよね。厚木市も返礼品で大分グレードアップして、その分、税収が増えた時期がありましたよね、数年前に。その報告を聞いて、今の令和3年度の決算の報告を聞くと、マイナス2000万円ぐらいだね。あのままほっておいたら何億円になっちゃっていたということを考えると、ずるい考えとか、言い方はまずいかもしれないけれども、そういうことでもしない限り大赤字になっちゃうわけだから、そういう意味では返礼品のグレードアップは正解だったということだよね。ただ、国の方針とは矛盾しているよね、間違いなく。そういう方向性でこのままいくのかなと思っていたら、結局そんなに修正しないで、その方向で進めているような気がするんだけれども、いずれにしても、こういうことがこのままの制度で続くならば、この制度はやはり守ってやっていかなきゃいけないんだというふうに認識しているということでいいんですね。 333 ◯財政課長  今御指摘いただきましたとおり、制度として運用されている以上は、私どもとしては税額控除という範囲の中で、私どもの財源が流出するところを何としても抑えなければならないという理解をしております。そういった中で、昨年度、決算としてはマイナスになってしまいましたけれども、これは最低でもプラス・マイナス・ゼロの状態には維持していく必要があるのかなと考えているところでございます。 334 ◯松田則康委員  分かりました。 335 ◯川口 仁会長  暫時休憩します。                 午後1時22分 休憩                ───────────                 午後1時22分 開議 336 ◯川口 仁会長  再開いたします。  74番から78番までについて、一括して説明願います。 337 ◯財政課長  成果につきましては、現金を取り扱う34の市の窓口で、クレジットカード、電子マネー、コード決済による、いわゆるキャッシュレス決済を導入することができました。これにより、窓口では、非接触かつ現金以外の支払い方法が選択可能になることなどにより、感染症拡大防止、利便性の向上等に寄与できたことでございます。  課題につきましては、より多くの皆様に御利用いただくために、一層の周知を図ることが必要であると考えております。 338 ◯神子雅人委員  クレジットカード、そしてキャッシュレス決済について、この1年間というか、この年度で、市民の方から、拡大しているこの決済についてどのような評価をいただいているか、お願いします。 339 ◯財政課長  直接私どものほうにお声はいただいておりませんが、利用されている駅の連絡所等ではかなりの利用率、20%近い状況で利用していただいていることから、これは皆様の利便の向上に寄与できたのではないかと考えているところでございます。 340 ◯神子雅人委員  もう一つは、決済を行っている事業者のほうに問題がなくて、本市のセキュリティーで何か問題があってというようなことはありませんか。 341 ◯財政課長  昨年度の運用におきましては、セキュリティーの点については特に問題があるとは考えておりません。 342 ◯神子雅人委員  もう一点ですけれども、令和3年度の中で、市民が求めているもので新たな決済が加わるといいなとか、そういう声はありましたか。 343 ◯財政課長  現状におきましては、クレジットカード3ブランド、電子マネーが13、それからコード決済、QRコードですが、これが9つと、全部で25の決済手段が使えるといった状況でございまして、現状におきましてはそういったお声はいただいておりません。 344 ◯高村真和副会長  キャッシュレス決済が導入されて非常に便利になっていると思います。ありがとうございます。1点、このサービスをやることによって、市民の皆様はサービスが向上して、いろいろな形で便利になったと思うんですけれども、市のほうの担当というか窓口とかの負担軽減とか、その辺はどうなったのか、御説明をお願いできますか。 345 ◯財政課長  キャッシュレス決済の導入に伴いまして、各窓口で使わせていただいておりましたレジも老朽化がございましたので、入替えをさせていただいております。これによりまして、レジとキャッシュレス決済の端末とが連動する状況になりましたので、窓口では時間の短縮というのがまず図られているのではなかろうかなと考えております。レジを入替えたことによりまして、データの一括管理ができるようになりましたので、レジを閉めた後の集計業務が軽減されたものと考えているほか、現金でお支払いする方も当然一部にはいらっしゃいまして、そういった方々につきましても、スムーズに現金等のやり取りができるように、自動釣銭機等の導入もさせていただいたところでございます。 346 ◯川口 仁会長  79番について説明願います。 347 ◯財産管理課長  成果といたしましては、来庁される市民の皆様が安心して安全に利用でき、また、職員が適正に執務ができるよう、清掃や警備などの業務委託を実施するとともに、電気や水道などの適正利用を促進し、安定した庁舎の維持管理が実施できました。  課題といたしましては、開庁から51年が経過する本庁舎について、新庁舎の完成移転まで安心して安全に利用ができるよう、安定的に維持管理を行っていくことでございます。 348 ◯名切文梨委員  この光熱水費なんですけれども、今年度ほどではないのですが、この令和3年度も439万円分ほど増えております。こういったことを踏まえて、どういったところを課題と捉え、また、対応策として話し合われたかをお伺いしたいと思います。 349 ◯財産管理課長  光熱水費についてでございますが、電気代が特に増えている傾向にございます。電気の使用量自体については前年度比でほぼ横ばいというふうになっておりますけれども、燃料調整費の増額に伴いまして、令和3年度途中から上がってきている傾向でございます。そういった影響もございまして、電気代の増加によるものと認識してございます。今後につきましては、節電に引き続き取り組んでいくということで対応してまいりたいと思います。 350 ◯名切文梨委員  使用量がそのままでも電気料が上がってしまうということは、様々な外部的な要因があるということが今の御説明で分かりました。そうすると、こういった結果を、新庁舎とか、新しく小学校を建てるとか、そういう市の施設を建てるときに参考にすることも大事だと思うんですけれども、この1年間を通して、何か参考になる点は見当たったのかというのをお伺いしたいと思います。 351 ◯財産管理課長  新庁舎を建てるに当たりましては、もちろん今の現状はどういった利用状況であるとか、そういったことを含めて、新庁舎の担当部署のほうに伝えていきたいと考えております。 352 ◯川口 仁会長  80番、81番について、一括して説明願います。 353 ◯財産管理課長  成果といたしましては、庁舎から排出される缶、瓶、プラスチック類、紙類等の分別回収を積極的に行い、資源再生を進めることができました。  課題といたしましては、さらに分別回収の徹底を図ることでございます。 354 ◯行政総務課長
     庁舎資源再生事業の決算額のうち298万224円は行政総務課の所管分でございます。当課が管理しておりますシュレッダー29台分の賃借料及び修繕料が決算額の主な内容となってございます。  成果につきましては、不要になった個人情報等を含む行政文書をシュレッダーで裁断することにより、個人情報の保護を図るとともに、不要紙の資源化に寄与することができたことでございます。  課題といたしましては、シュレッダーの故障が個人情報等を含む不要紙の移動につながりまして、個人情報の漏えいや滅失等のリスクを高めることにつながりますので、シュレッダーの処理能力を考慮した適正な利用を徹底することであると考えております。 355 ◯神子雅人委員  今、財産管理課長から説明がありましたが、庁内の資源化について、もう少し詳しく説明ください。 356 ◯財産管理課長  庁舎から排出される資源物につきましては、分別を徹底し、シュレッダー紙などのミックスペーパーは回収後にトイレットペーパーと紙ひもに再生し、庁舎用として活用するとともに、段ボール、新聞、雑誌といった不要紙については売払いを行っております。産業廃棄物であります瓶類、缶類、ペットボトルなどの廃プラスチック類、電池、蛍光灯についても、徹底した分別による資源化に取り組むことで、可燃ごみである一般廃棄物の削減に努めております。 357 ◯神子雅人委員  今、説明がありましたとおりですが、この決算の中では支出、委託料が出ておりますけれども、これは収支があると思うんですね、資源の販売もあると思うので、その辺の状況を説明ください。 358 ◯財産管理課長  歳入につきましては不要紙の売払い収入が6万1595円ありました。売払い量については、段ボール、新聞、雑誌類で2万5270キロとなっております。次に、歳出でございますが、ミックスペーパーや不要紙の搬出運搬業務に160万4460円、ミックスペーパーのリサイクル業務に32万4324円、産業廃棄物の処理業務に125万9221円、可燃ごみである一般廃棄物の処理業務が62万9970円となっております。 359 ◯石井芳隆委員  この庁舎資源再生事業の中で、出先機関はここへ持ち込みをしているのか、それとも各場所に収集に回ってもらっているのか、その辺はいかがですか。 360 ◯財産管理課長  各施設で処理されているものと認識しておりますけれども、紙類については、各施設、例えば公民館とかそういったところは、本庁舎に運搬して、一体的に資源化の処理を行っております。 361 ◯石井芳隆委員  今、出先はそういう形、あと本庁舎でもやってもらっているということですけれども、要するに令和3年度は、令和2年度と比べて資源率がどのぐらいアップになったのか、その辺のデータは取っておられるのですか。 362 ◯財産管理課長  全体の廃棄物の量からしますと、一般廃棄物の量が8%程度でございます。これは例年、多少の上下はございますけれども、前年度と比較してもあまり変わらない数字となっております。 363 ◯石井芳隆委員  分かりました。結構です。 364 ◯川口 仁会長  82番について説明願います。 365 ◯市民税課長  弁償金につきましては、原動機付自転車等の登録の際に交付した標識──一般的にナンバープレートと呼んでいます──について、故意または過失により損傷または忘失したとき、または自動車臨時運行許可番号標──一般的に仮ナンバーと呼ばれているものです──の申請時に貸与した番号標について、忘失または毀損したときは、届出に基づき徴収するものでございます。  成果といたしましては、弁償金の内訳として、原動機付自転車等標識が1件につき200円で139件の届出があり、2万7800円、自動車臨時運行許可番号標は1件につき1400円で、1件の届出があり、1400円、合計の収入済額は2万9200円でございました。  課題は特にございません。 366 ◯石井芳隆委員  ありがとうございました。要するに、ナンバープレートを破損した場合、今、自己申告というお話をいただいたのですが、自己申告は、自分のナンバーがどのくらいまでになったら……。警察から言われるとか誰かから指摘を受けない限りは、出さないでもそのまま何とか、破損したままでも動いている状況というのはいけないと思うのですけれども、この辺について、もらったとき、要するに申告があった後に、その辺の指導というのは今までされてこられたのでしょうか。 367 ◯市民税課長  確かにもう物理的にナンバープレートを落としちゃったとか盗まれたということで、自己申告される方がやはり多いものでございますけれども、中には、どういう使い方をしたか分からないですが、折れてしまったとか、経年劣化で薄くなられた方、いろいろな状況の方がおられますので、その方々については、その時々の状況を御本人からの申告に基づきまして、これは故意、過失によるものかどうかというところは窓口で判断させていただいて、適正に徴収する、あるいはしないと判断させていただいております。 368 ◯石井芳隆委員  例えばの話で申し訳ないのですが、一旦交付を受けた後、返却するまでは、ずっとそのまま使えますよね。だけれども、限度がある程度あるのかどうか。その辺、今まではというか、戻さなくていい、使っている間は構わないと。要するに、車を入れ替えるとか何かのときは必要でしょうけれども、それ以外にも、おっぽりっぱなしじゃないけれども、放置されているものとか、現地ではいろいろな状況があるんですね。そういうことに対してデータを取るとか、どういうふうにチェックをしているとか、そういうのは市としてはやはりやれないのでしょうか。今までもそういうことは課題として挙がったことがあるのかどうか、ちょっとお聞かせいただければと思います。 369 ◯市民税課長  今の御質問でございますが、原則としては所有されている限りは、その後の届出はないものと認識しておりますけれども、例えばお話がありました車両の入替えの際、同じナンバープレートをそのまま使うことももちろんできますし、お友達同士で譲り合ったりするときにナンバープレートを替える方もいらっしゃいます。ただ、本当に所有しているかどうかの確認につきましては、年度初めに納税通知書をお送りしまして、それが届いて納付がされるということで確認が取れる納税義務者については、当然所有して乗っているものという認識でおりますけれども、中には届かないで郵便物が戻ってくる、あるいは物件の管理者から、放置バイクがあるから市で何とかしてくれということで、こちらで調査をして、所有されている方に連絡を取って、私のバイクはずっと前から持っていませんよ、取られちゃったよとか、いろいろな状況がありますけれども、それはその都度、適正に対応させていただいているところでございます。 370 ◯石井芳隆委員  頑張ってください。 371 ◯川口 仁会長  83番について説明願います。 372 ◯収納課長  成果につきましては、インターネット公売及び県との共同公売に参加することにより、滞納処分による差押財産をより高く換価することに努め、未納税の回収を進めることができました。  課題といたしましては、税負担の公平性を確保するため、自主納付及び納期内納付のさらなる推進を図り、少しでも滞納者を減らすことが必要と認識しております。 373 ◯神子雅人委員  ありがとうございました。各種納税の中で公売を使って納税をする、内容についてもう少し詳しく説明ください。 374 ◯収納課長  収納課で行う動産の公売は、インターネット公売を利用しております。令和3年度につきましては、3回のインターネット公売を実施いたしました。流れにつきましては、財産の差押えから引揚げ、出品、売却されるまで2か月から3か月かかります。まず、インターネット上で参加の申込みを行い、締切りまで約1か月弱の申込締切り期間を設け、入札締切りまでの間に下見会を実施いたします。入札締切り後、落札者を決定いたします。なお、売却方法につきましては競り売り形式でありまして、入札期間であれば何度でも入札可能となります。 375 ◯神子雅人委員  そういった努力で納税をしてもらえるのは本当にありがたいことですが、今ありました公売は、最初、私、分からなかったのですけれども、いろいろな種類の税金があるじゃないですか。公売をするのはどういう税目に当てられるのかというところがちょっと分からないのですけれども、どうなっていますか。 376 ◯収納課長  差押えを行った税もしくは科目に充てられます。ですので、差押税目が固定資産税なら固定資産税、市・県民税なら市・県民税、国民健康保険料であれば国民健康保険料にそれぞれ充当いたします。 377 ◯神子雅人委員  あと、令和3年度はどんな実績があったかと、この公売を行うことで得られた効果、どんなふうに効果が上がったか、その辺の説明をお願いします。 378 ◯収納課長  令和3年度につきましては、年に3回のインターネット公売を実施し、自動車17台、バイク1台、自転車1台の公売を行いました。効果につきましては、公売による滞納税に対して約600万円の未納税に充当することができました。 379 ◯川口 仁会長  ここで説明員交代のため、暫時休憩いたします。                 午後1時43分 休憩                ───────────                 午後1時45分 開議 380 ◯川口 仁会長  再開いたします。  84番について説明願います。 381 ◯消防本部次長兼消防総務課長  職員研修事業につきましては、コロナ禍においても計画どおり、神奈川県消防学校に31人、消防大学校に2人、救急救命東京研修所に1人、また、潜水士などの資格取得研修に10人、延べ44人を派遣し、消防業務に必要とされる専門的な知識と技術を習得することで、各種災害における職務遂行能力の向上を図ることができました。  課題といたしましては、災害が複雑多様化、大規模化する中、様々な災害に迅速、的確に対応できるよう、引き続き各種研修を通じ職員全体の資質の向上に努め、災害対応力の強化を図っていく必要があると考えております。 382 ◯名切文梨委員  消防は人の命を預かるところですので、当然規律も厳しいですし、上下関係も厳しいということも、それは本当に必要なことだと思います。ただ、時に指導がちょっと厳し過ぎるというようなことが起こり得るというのも同時にある職場かなと思いますし、過去にもそういうことがありました。その再発防止をするために、職員研修の実施状況を見ても、それに関するものがないんですが、消防の方々はそういったことを、特に管理職の方々はどこで学んでおられるのかをお伺いしたいと思います。 383 ◯消防本部次長兼消防総務課長  消防のほうの研修の中では令和3年度にはそういうのはございませんでしたが、消防職員のハラスメントの研修ということですと、我々消防職員につきましても、市長部局の職員と同様にハラスメント研修というのは受講しておりますので、その辺の中でしっかりとハランスメントに対して基本を得ているという状況でございます。 384 ◯名切文梨委員  そこで学んでいるということは分かりました。消防の中は、またほかの職場と違ったというような事情もあるので、特化したような研修の必要性というのは感じておられるのかどうかというのをお伺いします。 385 ◯消防本部次長兼消防総務課長  今、名切委員が御指摘のとおり、消防本部としてもそう感じているところはございます。消防独自の研修といいますか、消防のほうでも令和元年度に、本部の係長とか消防署の隊長とか副隊長を対象に、消防職員に特化した中でのハラスメント研修というのは実施しております。その内容としては、パワハラは何かとか、パワハラにならないポイントとか、そういうのをちょっと学んだところもございます。また、総務省消防庁が開催しておりますハラスメント等の相談窓口の相談員に向けた研修というのがございまして、それにも定期的に参加してございます。 386 ◯川口 仁会長  85番について説明願います。 387 ◯消防本部次長兼消防総務課長  成果といたしましては、災害が甚大化、頻発化する中、地域防災の要である消防団員に対し、機能性に優れた防火衣や活動服を整備することで、消防団の活動環境の充実強化を図ることができました。近い将来、発生が危惧されております都心南部直下地震などの大規模災害に備え、引き続き消防団員の安全装備品の充実強化に努めてまいります。 388 ◯石井芳隆委員  説明ありがとうございました。いろいろ消防団員が頑張っていくことを支援していく形でのっかっているわけですが、ただ、今ここに該当するかどうか分かりませんが、消防団員が地域の中で一生懸命活動してくれることについて、団員の充足率がもうずっと前からいろいろ課題になってきているんですが、昨年度はどのような状況になっていたのか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。 389 ◯消防本部次長兼消防総務課長  消防団員の充足率の現状ということでございますが、消防団員につきましては、令和4年4月1日現在、定数が579人に対しまして実員が511人という状況でございます。充足率としましては、現在88%という状況でございます。 390 ◯石井芳隆委員  100%行くのが一番望ましい部分でしょうけれども、学生の方に入っていただいたり、いろいろ対応を考えていただいておるんですけれども、現場の各団の部が非常に厳しい状況にあるんですよね。その辺についていろいろ、地域の中で団員を呼んで何とかお願いできないかというようなお話をさせていただいているみたいですけれども、昨年度は88%ということで、これをどのように考えて今後に生かしていくのか。実際に充足率がここまで足りない部分をどう考えて、今年度──要するに、昨年度こういう状態だったので、これからのこと、課題というのはどういうふうに考えていかれるのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 391 ◯消防本部次長兼消防総務課長  消防にとりましても、消防団の確保対策につきましては喫緊の課題だということで捉えております。消防団の確保対策の一つとしては、我々のほうも消防団の必要性とか重要性を広く御理解いただくために、市のホームページとか、あるいは広報あつぎなどを活用しまして、また、研修等の機会を捉えましてリーフレットを配布するなどして、消防団の魅力について発信しているところでございます。  今お話がありましたとおり、現在、今年度につきましては、時代に即しました消防団活動の在り方などについて、ここで全消防団員に対しましてアンケート調査を実施したところでございます。その中では、消防操法訓練をはじめ歳末火災特別警戒など、年末の忙しいとき苦労しているというお話も伺っておりますので、今後については消防団の意見を伺いながら、消防団の幹部の中も含めて、消防団の在り方について検討していきたいと考えております。 392 ◯石井芳隆委員  ありがとうございます。よろしくお願いします。 393 ◯川口 仁会長  ここで10分間休憩いたします。                 午後1時53分 休憩                ───────────                 午後2時03分 開議 394 ◯川口 仁会長  再開いたします。  86番について説明願います。
    395 ◯消防本部次長兼消防総務課長  成果といたしましては、令和3年度は、延べ1532人の消防団員が、昼夜を問わず火災や警戒に出動し、市民の皆様の安心・安全を図ることができました。  課題といたしましては、少子高齢化の進展や就業構造の変化などにより、消防団員が減少傾向にあることから、引き続き消防団の活動環境の整備や処遇改善に取り組むとともに、消防出初め式など様々な機会を捉えて、消防団の必要性と重要性を広く市民の皆さんにPRし、消防団員の確保に努めてまいります。 396 ◯松田則康委員  消防団のことについては、石井委員からお話があったとおり、充足率なども聞けたので、それ以上のことは一つ二つなんだけれども、待遇改善については随分お願いしてきたこともあって、昔のいわゆる上下関係で、出動したお金とかそういうのは部で全部管理して最後に忘年会で全部使うとか、そういうやり方をしてきた長い間があって、そのことを指摘したときに、やはりOBも含めた多くの部長経験者の皆さんから随分怒られまして、こういう体制を崩すのは、松田さん、よろしくないよと言われたことがあったけれども、今はそういう時代じゃないと私は判断をして、やはり各個人個人がそれぞれの出動や勤務した分はお金が入るようにしてほしいということで、もう変えてもらいました。これはよかったと私は今でも思っています。ほんの七、八年前の話ですよ。それまでずうっとそういう体制だったんだから。それから考えれば、徐々にではあるけれども、新しい消防団になってきているのかなと思う。  ただ、問題は、聞かれたときにも言ったんだけれども、自治会の小さいところと大きいところ、大きいところは消防団がない。小さいところが1部持っている。簡単にもう実例があるんですよ、ここに。猿ヶ島ですよ。52世帯しかないのに1部持っている、現実に。山際団地自治会なんて200世帯ぐらいある。ゼロですよ。そういう現実に合わない状況が来ているけれども、多分消防のほうとしては、今の状況を変えようという気はないのかなと。変えようというか、本来の姿に戻すべきではないかとは思っているんだけれども、でも、なかなか成り手もいないし、成り手の話をちょっとさせてもらうと、地元に勤めている方、あるいは自営の社長をやっている方とか、一番早いのはやはり市役所の職員か農協の職員、こういう人しかなれないというか。現実に、やはり訓練も、いざ火災があったときの体制から考えて、ほとんど東京にいる、ほとんど横浜にいる方では、いざというとき役に立たないわけだから、そういう意味からいったら、農協や市の職員というのは理にかなっているのかなとは思うけれども、そうするとなおさら負担が増えて、成り手が少なくなっていくんじゃないかなという懸念もあるので、この辺のところを、こういう実績からも考えて、どうお思いなのかをお聞かせいただきたいと思うんです。 397 ◯消防本部次長兼消防総務課長  消防団につきましては、世帯数などにより地域による格差というところは私のほうも承知しているところでございます。迅速な出動の観点とか、やはり地域に根差した中での消防団活動というのもございますので、基本的にはできる限り地域、地域で選出していただきたいと考えております。  今、松田委員の御指摘がありました、令和4年4月1日現在の数字なんですけれども、自営業を営んでいる方、先ほど実績が511人と申し上げたんですが、今、128人、全体の25%しかいない状況でございます。被雇用者団員、いわゆるサラリーマン団員につきましては383人で、被雇用者率といたしましては今75%という状況です。要するに、サラリーマン団員が75%という状況でございますので、今後につきましては、消防団の再編という形にもなろうかと思いますけれども、これについてはやはりこれまでの歴史的な背景などもございますので、人口の動向とか、あるいは地域の状況など、消防団の皆様の御意見をいただいて、より一層充実した組織体制について、我々もちょっと研究していきたいなと考えております。 398 ◯松田則康委員  自主的な解決策というのはすぐには出てこないかもしれないけれども、でも、現状でいいということはないので、やはり市民の生命、財産を守る大事な仕事なので、そういう意味からいったら、すばらしい皆さんに御協力をいただいているわけだから、引き続きお願いしたいのと、プラスアルファで考えていくべきだろうと考えていますので、ぜひ前向きに、今の現状でいいということではなくて捉えていただいて、ぜひ御検討いただきたいと思います。 399 ◯川口 仁会長  87番から89番までについて、一括して説明願います。 400 ◯消防本部次長兼消防総務課長  成果といたしましては、市民の皆様の安心・安全を担う消防、防災の拠点施設である南毛利分署と相川分署が完成したことにより、消防力の充実強化を図ることができました。  課題といたしましては特にございませんが、新たな消防庁舎につきましては、執務環境の充実はもとより、これまでにない訓練施設が整備されたことから、様々な訓練を通じ、災害対応力の向上に努めてまいります。 401 ◯松田則康委員  続けてすみません。消防の新施設をそれぞれ見させていただきまして、特に今お話があったとおり、新しい施設には新しい訓練の様々な用具とか場所ができておりまして、非常に驚いたのが、実演を見せていただきました。テレビで東京消防のレスキューがやっている内容とほぼ変わらない、もしくはそれを上回る演技を見させていただいて、すばらしいパフォーマンスだと思いますし、ああいうものを多くの方々に見ていただくのも消防のアピールになるのではないかなと思います。同時に、ああいうのも操法大会みたいに全国大会みたいなコンテストがあるのではないかと思うので、そういうのがあれば当然出ていただいて、あれだったらいい成績が取れるし、ぜひそういうことも含めてお考えをお聞きしたいと思います。 402 ◯消防本部次長兼消防総務課長  消防の訓練につきましては、災害時に迅速、的確に行うため、日頃からいざに備えて繰り返し反復実施しているものでございます。今、松田委員に御紹介いただきました訓練の発表というか、披露の場ということでございますが、消防で実施しております救助訓練については、県央地区の消防救助技術交換会とか、あるいは県の消防救助技術指導会などにおいて、これまで鍛えてきた消防救助技術の成果を発表する場がございます。特に今年度につきましては、相川分署でも実施しております15メーターのはしごを登る訓練、はしご登攀というのですけれども、それについて、今回、県大会で第1位の成績を収めまして、全国への切符を手に入れ、県を代表しまして今年8月に全国の消防救助技術大会に出動し、優秀な成績を収めたところでございます。 403 ◯松田則康委員  すばらしいと思います。それは議員も知らないで、今、はああと言っているぐらいだから、やはりそういうことはそういうことで大いにアピールすべきだと思うし、私はあれを見て感動すら覚えたんだから。ロープを速くばあっと走ったりね。ロープを走ったり、ロープを真っすぐ行ったり、ああいうことは初めて見させてもらったけれども、あれはテレビでレスキューがやっていたやつと同じですよ。いや、すばらしいなと思いました。そういう意味で、新しい消防庁舎がああいうふうに造られて、そういう施設ができたんだから、ぜひ皆さんにアピールするべきだと私は思います。 404 ◯消防本部次長兼消防総務課長  御紹介いただきまして、ありがとうございます。消防のほうでも、今、フェイスブックとか、ここでインスタも立ち上げるんですけれども、その中でPRしていきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。 405 ◯神子雅人委員  まずは、ちょっと趣向が変わった質問になりますが、新分署が2署できましたが、中を拝見したときに、フリーアドレスのデスクを用意して、新たな取組というか、消防という分野にそのフリーアドレスのデスクが合うのかどうかということも含めて挑戦だと思うんですけれども、運用されてまだ日はないのですけれども、どのような内容で検討してそういった設置をしたのか。また、今、運用している範囲の中で、分かる範囲の中でどんな成果が出ているのか、お願いします。 406 ◯消防本部次長兼消防総務課長  今、神子委員から御紹介いただきましたフリーアドレスでございますが、南毛利と相川分署の事務机については、今回の庁舎の新築に合わせまして、消防では初めてとなりますフリーアドレスデスクを採用させていただきました。導入の理由でございますが、消防の隔日勤務については2交代制で勤務しておりまして、南毛利、相川の両分署については消防隊1隊、救急隊1隊を配置しておりまして、おのおのの分署に片班に11人、計22人の職員を配置しております。隔日勤務者ということでございますので、交代で週休を取得しておりますので、実際に勤務している職員については、消防隊が4人から5人、救急隊が3人という状況でございますので、机としては8人分の広さがあれば十分対応できるという観点とか、あるいはフリーアドレスデスクなのでフラットというところもございますので、そういった利点を生かしまして、例えば台風とか風水害の災害時には、消防の最前の基地の作戦台として活用することができるメリットもございますので、今回そういったところからフリーアドレスのデスクを採用させていただいたところでございます。成果につきましては、職員のほうからも、これまでの机と違っていいというような評価は得ております。 407 ◯神子雅人委員  成果がそうして出ているのは大変ありがたいことなので、ぜひうまく運用していただきたいと思いますが、あともう一点、相川分署についてですけれども、拠点機能形成車を配置するということで、建築する事前の土地の買収からして結構苦労されたと思うんですが、それはいいとして、拠点機能形成車と、あと給油できる場所がほかの分署にない特殊な部分だと思うんですけれども、その辺の日常とはまた違った管理とか、様々あると思うんですけれども、その辺はどうやってされていますか。 408 ◯消防本部次長兼消防総務課長  まず、拠点機能形成車なんですが、これにつきましては平成31年4月から運用を開始したところでございます。この車両については神奈川県で唯一の車両で、厚木市に1台しかない車両でございます。これについては、先日も夜間を通じての拠点機能形成車の訓練を実施したところでございます。車両を展開することによって指揮本部になったり、あるいは中に大型の100人規模が入れるようなテントもございますので、そういったような設営訓練なども実施しております。あと、神子委員が御紹介いただきました給油施設につきましては、今、相川の給油施設にはガソリン10キロリットルと軽油10キロリットルが入れられるような形で、南の地区の災害の拠点施設として給油所を備えたところでございます。 409 ◯神子雅人委員  ちょっと私の質問の言葉が足りなかったんですけれども、両方とも災害時に本来活用するために置かれたものだと思うんですけれども、日常、管理をしていかなきゃいけないという中では、拠点機能形成車はそういう訓練とかでも利用して故障はないように図っているんですけれども、給油のほうはふだんどういう使い方をして……。飲料水だったら回していないと飲料水にならないのと同じように、給油のほうはタンクのことを何か管理しなきゃいけないとかはあるんでしょうか。 410 ◯消防本部次長兼消防総務課長  今、神子委員が御指摘いただいたとおり、給油のほうについても定期的に燃料を給油しております。提携しているガソリンスタンドも当然ありますが、やはり回していかないと、循環していかないとよくないということで、そこは定期的にやっているような状況でございます。 411 ◯川口 仁会長  90番について説明願います。 412 ◯警防課長  成果といたしましては、昨年、静岡県熱海市で発生いたしました土石流災害において、国からの緊急消防援助隊出動要請に迅速に出動して、救助活動はもとより、後方支援部隊としての任務を果たしたほか、コロナ禍により縮小開催となりましたが、2年ぶりに消防出初め式を開催し、本市の安全を願って、消防職団員の士気高揚と職務遂行へ決意を新たにすることができました。  課題といたしましては、近年の複雑多様化、激甚化している災害に対し、迅速でより効果的に対応できる消防・防災体制を構築すること、また、市民の皆様への防火思想の普及が効果的に図られるよう、伝統ある消防出初め式を継承して開催していくことが必要であると認識しております。 413 ◯名切文梨委員  出初め式についてお伺いいたします。2年ぶりとなったんですけれども、これまで出初め式をやらなかったことはあったのか。今回は中止になった翌年ということで、いつもと勝手が違ったと思いますし、コロナ禍での初めての開催ということで、苦労されたところとか、工夫されたところとかはあったのか伺います。 414 ◯警防課長  中止になった出初め式ですが、近々ですと令和3年がコロナが感染拡大して中止となっております。苦労した点と申しますのは、やはり感染拡大となりまして、来場者の皆様の連絡先を把握したり、あとは行動制限が厳しい状況でしたので、感染防止対策の徹底を図ることができず、本来であれば屋外でやる消防署の演技等につきましては中止とさせていただきました。それが今年、令和4年1月の出初め式になります。中止になっているのは令和3年です。令和2年度の1月、令和3年1月の出初め式がコロナ感染拡大で中止になっております。 415 ◯名切文梨委員  今回は2年ぶりの開催になった。なぜなら前年が中止だったから。その以前にもそういったことがあったのかどうか。というのは、2年ぶりの出初め式というのはこれまで経験しなかったことなのかどうかの確認のために、それを伺いました。加えて、令和3年度、つまり令和4年1月の出初め式というのはコロナ禍での初めての開催ということなので、そこでも苦労された点や工夫された点があったらお示しをいただきたいということを伺いましたので、お願いいたします。 416 ◯警防課長  (注4)過去の出初め式が中止になったことにつきましては、ただいま資料がございませんので、後ほど回答させていただきます。  令和4年1月に行われた消防出初め式につきましては規模縮小ということで、参加団体5団体の事業所の方々約80名近くに出初め式の参加をお断りいたしまして、なおかつ消防団員の方も、令和2年ですと650人の参加でしたが、令和4年につきましては消防団の方は300人ということで、約350人の減に縮小させていただきまして、令和4年1月の消防出初め式を開催させていただきました。(注4-1を参照) 417 ◯川口 仁会長  苦労された点とか工夫された点はありましたか。 418 ◯警防課長  やはり苦労した点というのは、ぎりぎりまで開催がどうなるか分からない状況で、通常時の開催、あとはコロナが蔓延、拡大したときの状況、2通りの準備をするのが苦労したところでございます。 419 ◯消防本部次長兼消防総務課長  (注4-1)先ほど名切委員からこれまでの中止というようなお話がありましたけれども、かつて昭和天皇が崩御されたとき、当時は消防出初め式は文化会館でやっておったんですけれども、その際は中止となりました。(注4を参照) 420 ◯川口 仁会長  91番について説明願います。 421 ◯警防課長  成果といたしましては、三田地内に設計を計画している40立方メートルの耐震性防火水槽の実施設計を行いました。  課題といたしましては、都心南部直下地震など大規模災害の発生が危惧されている中、防火水槽は消火栓が使用不能となった場合には極めて有効な水源となることから、市民の皆様の安心・安全を守るため、計画的な整備が重要であると認識しております。 422 ◯石井芳隆委員  ありがとうございました。今、三田地区内で40立方メートルの耐震性防火水槽ということですけれども、これは昨年度、設計を委託しているということで、実際に工事に入るのはいつ頃になるのか、お聞かせください。 423 ◯警防課長  三田地内の防火水槽ですが、令和5年度に実際に工事に入る予定でございます。 424 ◯石井芳隆委員  こういうのは地権者の問題とかいろいろあると思いますけれども、実際に防火水槽が民地の中に昔からある。昭和の時代の、戦前はないかも分かりませんけれども、ああいう地区に入って、実際に活用がなかなか難しいところがそのまま残っている状況が課題としてあると思うんです。それは水利がちゃんとできてこないと変更もできないわけですけれども、その辺について、地権者の方、要するに所有者の了解をいただくためにどんな苦労をされてきているのか。昨年度、そういうことに対して何件か相談はあったでしょうか。その辺についてお聞かせいただきたいのです。 425 ◯警防課長  地権者の方から相談は年に数回、数人ございます。やはり現状を考えまして、これは水利が乏しい場所、そういうところを説明させていただきまして、撤去に至るまで、もう少し周囲の水利が充実するまでどうにかならないか、このような状況を検討して、話合いをさせていただいております。 426 ◯石井芳隆委員  いろいろ対応していただいていると思いますけれども、なかなか予算の面もありますし、今の耐震になっていない状況で老朽化しているところの対応について、本当に今後予算がつくまでの間、お願いしなきゃいかぬけれども、実際にはもう使えないような状況がそのままになっているやに聞いていますけれども、その辺についてどのようなお考えを持っておられるか、お聞かせいただけますか。 427 ◯警防課長  確かに石井委員がおっしゃるとおり、老朽化した防火水槽はございます。これは消防署に依頼いたしまして防火水槽の調査を行う、または定期的な調査によって、防火水槽の水が少なくなっている、減水しているとか、あとは修理の状況、防火水槽の周り、フェンスとかコンクリート、そこら辺を調査しながら、修繕の順番があるんですけれども、その順番を考慮しながら整備に取り組んでおります。 428 ◯川口 仁会長  92番から94番までについて、一括して説明願います。 429 ◯救急救命課長  成果につきましては、救命講習会をはじめ応急手当ての普及啓発に取り組んだ結果、市民の皆様による心肺蘇生の実施率が向上しました。さらに、医療機関との連携により、救急隊員の救命に対する知識や技術など資質の向上が図られました。  課題につきましては、高齢化の進展などに伴い、救急需要の増加が懸念されることから、市民の皆様や医療機関と連携した救急体制の充実及び救急車の適正利用を推進するとともに、救命率の向上を図るため、引き続き救急業務を推進することが重要であると認識しております。 430 ◯松田則康委員  救急車のことをこの年度も伺いたいけれども、1つは、長年の課題でいまだに解決していないと思うんだけれども、タクシー代わりに使うようなね。今、例えば電話で分かっちゃったら、もうそれはお断りしちゃうのか。そういうことも含めてと、それから、ちょうどこの年度は新型コロナで大変な時代、救急車を呼ばれたときの対応とか、あるいは救急隊員の皆さんが感染したらどうするんだということも含めて、言ったときに、早めにワクチンは打たせていただいたという話は聞いたんだけれども、それでも命に関わる部分なので、こういったところも、できればコロナ禍の中の救急なんていうのは本当はやりたくないんだろうけれども、やらざるを得ない部分もあるので、その対応とか、その辺のことを、ちょっとこの年度のを聞かせていただきたいと思います。 431 ◯救急救命課長  まず不適正利用でございますが、この不適正利用については我々も本当に長年の課題というところでございまして、様々なイベントを通じまして、救急車の適正利用については本当に広く市民の方に周知しているところでございますが、昨年度の実例を申し上げますと、不適正利用と思われる例というところでございますけれども、例えば悪寒があって病院に行こうとしたんですけれども、家族の方が飲酒しておられまして、病院受診の手段がないため救急要請、我々が呼ばれたというのがございます。あと、意識も清明で歩行も可能で、昨日から若干の呼吸苦があったところだったのですけれども、本日病院に入院予定のため救急要請をされたというのが、タクシー代わりというか、不適正に利用されたというのがございます。  また、コロナ禍対応の救急の体制でございますけれども、昨年中のコロナ陽性対応の件数でございますけれども、289件、コロナ陽性に対応してございます。この中において非常に多かったのが、今、第7波ですけれども、こういうときには、しかるべき相談窓口、例えばコロナ119だったり保健所がなかなか電話が通らないということで、やはり119番はすぐ電話がつながる、救急隊が来てくれるということで、軽症の方も多かったんですけれども、やはり救急隊が来てくれると非常に安心したというようなお話もいただいておるところでございます。  また、感染したらどうするかというところでございますが、松田委員から御紹介がありましたとおり、ワクチンを打っているところでございまして、あと、出動の際は、ゴーグルでしたり、N95マスクでしたり、完全な防御をしながら出動しまして、感染防御に万全を期して出動している状況でございます。 432 ◯松田則康委員  大変な思いをされて、市民の生命を守るために頑張っていただいた皆さんに心から敬意を表したいと思います。ただ、コロナワクチンも含めてどんどん改良されているし、コロナの対応についてもどんどん変わっていっているように思えます。一般的になっていくんじゃないかという話まであるので、今後はまた別の方向になるかもしれませんけれども、今までの訳が分からないときに大変な思いをされたことに対しては、本当に皆さんの御苦労に感謝したいと思います。 433 ◯石井芳隆委員  派遣型救急ワークステーションの件で1つお伺いします。実際に医療機関と契約を結んで、医師に一緒に乗ってもらって現場へ行くという形で、その中に、昨年度は実習人員が48人という形で、この実習された方は、各分署、本署、いろいろあるんでしょうけれども、この実習をされる48人は、一昨年と比べて増えたのか。向こう側の受入れ体制は、救急出動して受入れが大丈夫だったのか、その辺をお伺いしたいのです。 434 ◯救急救命課長  まず、3病院に救急隊と救急車を同時に派遣してございます。この48人は、実際、救急隊も派遣しておりますので、救急隊としては66人出向しております。うち、この48人は救急救命士の実習人数でございます。救急救命士は病院実習というのが再教育の中で決められておりまして、その人数でございまして、昨年度は48人、令和2年度に関しては43人でございました。 435 ◯石井芳隆委員  AEDについてお伺いしたいと思います。これは消防車両とか公共施設、そのほかにコンビニにお願いして設置していただいて、増やしてもらって、今回60台になったということですけれども、これはリースでやっていると前にも聞きました。これは昨年、おととしと比べて増えたか。60店舗ということでありますけれども、ある程度地域の中にどういう形でお願いをしていくのか。固まっているところは、本当は全部あればいいんでしょうけれども、その辺の割り振りではないですけれども、その辺のお願いの基準というのは何かありますか。 436 ◯救急救命課長  コンビニエンスストアのAEDでございますけれども、厚木市内にあるセブン-イレブンに関しては、統括エリアマネジャーを介して設置のお願いをしているところでございます。昨年度に関しましては60店舗全て、駅の下りと上りのホームにあるようなところでもつけていただいたところでございます。ですので、セブン-イレブンに関しては全店舗でございます。これはリース契約で行っているところでございます。 437 ◯石井芳隆委員  60台置いてもらって、皆さん助かっていると思うんです。実際にこれを活用しては本当はいけないんでしょうけれども、それがある安心感は本当にあると思います。昨年度、例えばそこの従業員の方に講習をやっていただいているのかどうか、その辺をお聞かせ願いたいんです。 438 ◯救急救命課長  昨年度に関しましては、その従業員の方に特化した救命講習というのは実施できてございませんでした。しかしながら、今、本当に救命講習をやってございますので、統括エリアマネジャーを介しまして、ぜひとも従業員の方に受講していただくようお願いをしているところでございます。 439 ◯石井芳隆委員  よろしくお願いします。
    440 ◯川口 仁会長  95番、96番について、一括して説明願います。 441 ◯厚木消防署副署長  成果につきましては、新型コロナウイルス感染症の再拡大や、全国で発生している自然災害が激甚化する中、消防団をはじめ関係機関との広域的な連携訓練を実施したほか、計画的に消防資機材を整備するなど、市民の皆様の安心・安全の確保を図りました。  課題につきましては、超高齢社会の進展などにより、救急需要が増加していることから、安定的に救急サービスを提供していくことや、あらゆる災害に迅速かつ的確に対応するため、様々な災害を想定した訓練を積極的に実施し、消防の技術や知識を伝承するなど、人材育成を図ることが重要であると考えております。 442 ◯神子雅人委員  今お話しのとおり、重大な社会の問題は、気候変動と新型コロナウイルス感染症によってかなり厳しい環境にあると思うんですけれども、その総体論は伺ったんですけれども、そういう状況の中で、頂いている資料に出動状況なども書いてありましたので拝見していますけれども、出動の状況、皆さんの活動状況の中にそういったものがかなり、数字が出せるか分からないですけれども、数字的に大きな変化をもたらしている状況はありますか、このコロナ禍において、気候変動の中において。先ほど総体論はお話がありましたけれども、以前と比べてこうであるというのがあれば御説明ください。 443 ◯厚木消防署長  今の神子委員のお話ですけれども、火災からいいますと、全国的に、今、火災は減少傾向にございまして、これは年中の数字で申し訳ございませんけれども、平成29年が60件。以降55件前後で推移しているんですけれども、特に令和2年についてはコロナウイルスの感染拡大ということで、緊急事態宣言も出されたことで、自宅で自粛された方が増えたということで、総件数が48件に減少しております。一方、令和3年につきましては、自粛明けで外出されて河川敷でバーベキューをやられたり、キャンプをやられたりということで、火災が若干、令和2年に比べて増えてございます。総件数で62件ということで、令和2年に比べて14件増加してございます。  救急につきましてですけれども、これも令和2年はやはりコロナの関係で、自ら病院を受診されることを控えようという動きがあったのかなとちょっと推測はしているんですけれども、救急件数は令和2年が前年に比べると若干下がっています。一方で、令和3年は、やはり令和2年に比べて多くなっている状況で、コロナが影響した災害の状況というのが、令和2年は若干下がったけれども、令和3年は増えてきているような状況でございます。 444 ◯神子雅人委員  ありがとうございました。そんな状況の中で、やはり隊員のモチベーションを維持するのが一番大変だと思うんですけれども、その辺で工夫した点でもあればお話し願います。 445 ◯厚木消防署副署長  やはりコロナウイルス感染拡大ということで、なかなか隊員のほうも、行動制限とかそういう中で、私生活等でも苦労はしたんですけれども、日頃訓練を重ねることで消防のモチベーションを高めながら、いざ災害というときに迅速かつ的確に対応できるような対応は取っておりました。 446 ◯川口 仁会長  ここで説明員交代のため、暫時休憩いたします。                 午後2時43分 休憩                ───────────                 午後2時44分 開議 447 ◯川口 仁会長  再開いたします。  97番から99番までについて、一括して説明願います。 448 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹  97番、98番、99番について、一括して御説明を申し上げます。  成果といたしましては、18歳の誕生日を迎える新有権者へのバースデーカードの送付、また、将来の有権者である小・中学生等を対象といたしました明るい選挙ポスターコンクールなどの啓発活動により、市民の皆様の政治や選挙に対する意識の高揚が図られたことでございます。  課題といたしましては、若年層を中心に、政治への参加に対するさらなる意識の高揚に継続して取り組むことが重要であると認識をしております。 449 ◯神子雅人委員  ありがとうございました。バースデーカードを始めて、これまで具体的にどのような効果が上がったか検証しながら、こういう内容に変えていったらいいかなというような具体的な考え方は何か浮かんでいますか。 450 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹  投票所でお仕事をしていただくような機会、アルバイト、そういったものについてお勧めできるようなものを同封して、御案内を差し上げています。 451 ◯神子雅人委員  これは難しいのかもしれないですけれども、目に見えて成果が上がっているものが確認できているか。 452 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹  なかなか数字で確認できるところでは難しいところかなと思ってございます。 453 ◯神子雅人委員  内容はいいと思うので、地道な活動にぜひ協力というか、事業を推進してもらいたいと思います。 454 ◯松田則康委員  成果の中で、基本的に18歳からもう選挙権というんだけれども、要は、我々も感じているんだけれども、若い人の投票率が異常に低いんだよね。これは日本だけなんだよね、こんなに低いのは。やはりある程度世界を見ると、18歳から選挙権を持っていて、20代、30代、結構投票率が高いんだ、どこの国も。自由主義社会に限っているけれどもね、ほかはもう全然選挙制度が違うから参考にならないので。そちらのほうはなぜそんなに高いのか、やはり参考にしなきゃいけないというふうに私も思っている。そこのどこが違うんだというと、その世代の彼らの意見を聞いている。  だから、こっちでよかれと思ってバースデーカードだの何だのというのは、それはそれで悪いことをやっているとは思わないですよ、いいことを当然やっているんだけれども、彼らが何を欲しているのか。そこをやはり聞く機会とか、そういうのをつくるべきなんじゃないのかなと。それを選挙管理委員会に即やれというのは困難な話かもしれないんだけれども、でも、今、我々は子ども議会というのを神子委員長を中心にやっているんだ。この間、終わったばかり、中学生の皆さんの。3年もたてばみんな有権者なんだよね。しっかりしている、やっぱり考え方が。何であんなしっかりしているのかと聞いたら、うちの家内なんか、各校のエースが出てきているから当たり前よと言われちゃったけれども、でも、それぐらい皆さんしっかりしている。今回いろんな意見がアンケートで出てきたけれども、そういう人たちが何を欲しているか。そういう意見交換をすることが大事なんじゃないかなと思うんだけれども、そういうことについて考えたことはありますか。 455 ◯選挙管理委員会事務局専任主幹  なかなかそういうことについて今まで思いを致したことが、具体的な取組としてはございませんので。ただ、市の当局のほうとも協力をさせていただいて、いろいろまちづくりの意見交換とか、そういった機会に選挙管理委員会としてもアピールをしていくように、これから努めていきたいと思います。 456 ◯松田則康委員  すみませんね、突然こんな変なことを言い出しちゃって。だけれども、現実問題、そういうことは大きな課題であり、この課題をクリアしないことには、やはり20代、30代の投票率を上げるというのは非常に難しいような気がするんだよね。そういうことを研究している大学教授なんかいっぱいいるんだ。そういうのが我々に受講に来いと、選挙に勝つための秘訣だなどといって毎回メールが来たりしているのよ。そういうこともやはり耳を、アンテナを立てて、今の低い状況を何とか打開、打破できるような、課題を解決するための手法をお互いに研究していったらいいのではないかと思うので、ぜひよろしくお願いします。 457 ◯川口 仁会長  以上で本分科会で分担する案件に対する審査は終了いたしました。  本日の審査概要については、10月5日に開かれる予算決算常任委員会において分科会長報告を行い、分科会長報告に対する質疑、討論の後、採決が行われますので、御承知おき願います。  これをもちまして、予算決算常任委員会総務企画分科会を散会いたします。                               (午後2時51分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Atsugi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...